No.157:中小製造業の社長が、新規事業を前に進めるためには?Part2

2021.10.5

あなたは、実践向けの
数値計画を作って
計数会議を開催していますか?

事業再構築補助金が採択されて、
これから新規事業を進めようとしている
企業も多いでしょう。

でも、実践となると、
なかなか計画の通りには
いかないですよね。

ただでさえ、補助金用事業計画書は、
ストーリー重視で、かつ
ある程度楽観的な内容と
なっているはずです。

ですので、どうしても、
実践とは乖離することも出てくるでしょう。
新規事業が頓挫するなんてことにも
なりかねません。

これから新規事業を実践する場合、
外部の誰に見せるのでもない
自社自身の実践用の事業計画書を
作成しましょう。

前回、以下の2点について、
もう一度、実践的に設定し直しましょう、
というお話をしました。

(1)行動計画
(2)財務計画

No.156:中小製造業が、新規事業を前に進めるためには?


今回は、(2)財務計画について。

補助金用事業計画書では、
財務については、
実現可能な範囲でバラ色の数字を
書くことが普通です。

例えば、事業再構築補助金の
審査項目にはこんな記載があります。


新型コロナウイルスが事業環境に与える
影響を乗り越えてV字回復を達成する
ために有効な投資内容となっているか

つまり、この新規事業によって、
V字回復させます、
ということを説明する必要があるし、
財務上もV字回復する数値を
作った方が採択率は上がります。

しかし、実際にどうなるかは
分かりませんので、もう少しシビアな
数値計画も作った方が良いです。

手堅い売上を作って、
多めの経費を作っていきましょう。

経費項目ももう一度新たに見直して、
発生予定の経費項目を
細かくピックアップしていきましょう。

特に、重要なのは、
売上と広告宣伝費とのバランスです。
売上を上げていくためには、
それ相応の広告宣伝費を
かける必要があることが普通です。
売上に対応させて、
広告宣伝費を多めに設定して
おきましょう。

それから、重要なのは、
資金繰り予定表ですね。

補助金用事業計画書では、
損益計算しか必要ありませんが、
実際には、キャッシュの動きも
重要ですよね。
特に、新規事業となると、
想定していなかったキャッシュが
出ていくこともあります。

資金繰り予定表って
作成していない会社も結構多いですが、
これを機に作成してしまいましょう。

資金繰り予定表の作成のコツは、
最初はザックリ作成で、
次第にバージョンアップしていくことです。

最初から1円単位で正確なものを
作ろうとしても難しいですから、
まずは作ってみることが重要です。

そのとき、資金繰り予定のメカニズムは
理解しておいてください。

資金繰り予定表を毎月見直すときに、
メカニズムを理解しておかないと、
分析ができません。

このように、補助金用事業計画書
とは別に、よりシビアな損益計画と、
資金繰り予定表を改めて作成して、
毎月の会議で行動と数値を
複数人で共有・分析するようにしてください。


あなたは、実践向けの
数値計画を作って
計数会議を開催していますか?

続きはまた次回。

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●●今週の深海奥義●●

・実践数値計画を作って
 計数会議を開催せよ!

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