No.1 製造業社長にこれから必要な思考法とは?

2018.8.28

社長の中には、思考が得意なタイプと
苦手なタイプがいます。

なにか事を起こすときには
”四の五の言わず走りながら考えろ”
などと言われることがありますね。

これは、プレイヤーとしての発想です。
つまり、プレイヤーとして現場で考える
上では、走りながらでも、
とにかく思考のスピードが求められます。
言ってみれば、
”走りながらの今の思考”ですね。

エネルギッシュで勢いのある社長は、
このような”走りながらの今の思考”
が得意であることが多いですね。

しかし、社長の本来の重要な役割の
一つに、”会社の戦略を決める”
ということがあります。

戦略というのは、
”会社の将来の土俵と戦い方”
のことです。
つまり、社長の重要な仕事の一つは、
”会社の将来の土俵と戦い方”
を決めることです。

このような”将来の土俵と戦い方”を
決めるときに、現場でのような
”走りながらの今の思考”が
どれくらい役に立つでしょうか?

実は、あまり役に立ちません。
”走りながらの今の思考”は、
スピードはあるものの、
深さが不十分です。
思考が相対的に浅いんですね。
浅い思考のまま、移ろい行くこと
になります。

戦略を決めるときに必要なのは、
深く深く考える深海の思考です。
ここでは、走ってはいけません。
より深く深く潜るためには、
立ち止まる必要があります。
言うなれば、
”立ち止まっての深海の思考”
です。

それでは、なぜ、
深海の思考が必要なのでしょうか。
それは、価値を創出するためです。

最近のように、これだけ情報が
霧のように流れている状況では、
ちょっとくらいのレベルは、
大抵、他の人が考えてます。

価値は、他社との”違い”を
源泉として育っていくもの。
浅い思考では、他社がだいたい
考えている思考レベルですので、
他社との違いが出しにくいですね。
そうすると、そのレベルでは、
当然、価値は低い。

中小製造業がビジネスを行う上では、
付加価値の低い土俵で
勝負すべきではありません。
いわゆる価格競争になって、
儲からなくなります。

したがって、他社との違いを打ち出して、
しっかりと付加価値の高い土俵で
勝負するために、
”立ち止まっての深海の思考”
が必要になってきます。

この深海思考は、これから
ますます重要さを増していきます。
ぜひ、立ち止まって深く深く考える
ことを意識して下さい。

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●●今週の深海奥義●●

・経営は、走りながら考えてはいけない。
立ち止まって深く深く考えるべし!

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ネオフライトクリエイションズ
宮川 壮輔

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