あなたは、高収益企業を作るために
具体的にどうしてますか?
高収益企業になるためには、
まずは本業の利益を安定させることが
とても重要なステップになります。
それは、前回のお話しですね。
そして、それがクリアできたら、
次の具体的な行動に移ることになります。
その前に、高収益企業の本質について
考えてみましょう。
なぜ、高収益企業になれるのでしょうか?
それは、提供する製品・サービスの
相対的な価値が
競合他社の製品・サービスと比べて
高いからです。
それでは、なぜ、その製品・サービスは、
競合他社の製品・サービスと比べて
相対的な価値が高いのでしょうか?
それは、その製品・サービスは、
競合他社の製品・サービスに対して
“違い”があるからです。
価値とは、相対的なものです。
あるものが、
他でも提供されているなら、
相対的な価値は下がり、
他では提供されていないなら、
相対的な価値は上がります。
数によっても影響されます。
他でもたくさん提供されているなら、
相対的な価値は大きく下がり、
他ではほとんど提供されていないなら、
相対的な価値は大きく上がります。
つまり、価値の本質は、
“違い”にあります。
なので、高収益企業の製品・サービスの
本質は、“違い”にある訳です。
つまり、高収益企業になるためには、
他にはない“違い”を作ることが必要です。
もちろん、“違い”といっても、
顧客がまったく欲していない“違い”であれば、
相対的な価値は上がりません。
ですので、“違い”というのは、
顧客ニーズにマッチしている“違い”
であることが必要です。
さらに、価値とは相対的なものですので、
せっかく作った“違い”が、
競合他社にすぐにマネされると、
数に影響されて、
その“違い”の相対的な価値は、
低くなります。
ということは、“違い”と言っても、
他者にマネされにくい“違い”であることが
重要になります。
“参入障壁”ってヤツです。
一旦まとめると、
高収益企業になるために、
本質的に重要なのは、
以下の3つのキーワードです。
◆“違い”
◆“顧客ニーズ”
◆“参入障壁”
したがって、高収益企業になるために
必要なことは、簡単に言うと、
“顧客ニーズ”にマッチした
“違い”を作り、
それを守る“参入障壁”を
構築することです。
ただし、これら3つを順番に別々に
考えるのは難しいので、実際には、
“違い”を考えながら、
“顧客ニーズ”と“参入障壁”を
明確に意識していくということになります。
つまり、高収益企業になるための
第3ステップはこうなります。
●第3ステップ
「違いを作る」
次回は、第3ステップについての
もう少し具体的なお話しです。
あなたは、高収益企業の本質を
しっかりと理解していますか?
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●●今週の深海奥義●●
・高収益企業を作るには、
“違い”を作れ!
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ネオフライトクリエイションズ
宮川 壮輔
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