成長発展している会社と、
勢いの落ちていってる会社とでは、
どのような差があるのでしょうか。
その一つに、
問題に対する取り組みの差が
上げられます。
実は、落ちていってる会社だって、
問題解決や改善のための
行動を行っていない訳では
ありません。
そのような会社も、
改善活動を行っています。
しかも、一生懸命、行っています。
そして、成長している会社も、
もちろん、一生懸命、
改善活動を行っています。
一方では、成長していき、
他方では、勢いが落ちていく。
その差はどこにあるのでしょうか。
落ちていく会社は、
改善策に対して、100点を
求めています。
例えば、売上を上げるために、
ホームページを作った。
会社案内を作った。
DMを送った。
などなど。
その結果、どうなったか?
売上は変わらない。
そうなると、
”あ、これはやってもムダなんだ”
となってしまう。
つまり、改善策の評価として、
結果がゼロか百かで判断してしまう
んですね。
答えのないビジネスの世界で、
初めてのことをチョロッとやって、
結果が100点満点なんてことは、
ほとんどあり得ません。
だいたい、20点とか30点くらいです。
それでもOKなんです。
重要なのは、なぜ30点取れて、
なぜ70点取れなかったのか、
について、考えて考えて考えることです。
ホームページであれば、
最初のコピーを変えてみるとか、
写真をもっと綺麗なものにしてみるとか、
改善候補としてはいろいろあるはずです。
その改善候補だって、
正解かどうかは誰にも分かりません。
つまり、”こうすれば確実に改善する”という
策は、事前には誰にも分かりません。
やってみて30点取れてからが勝負です。
たくさんの試行錯誤を繰り返し、
手を変え品を変え、何度も挑戦し、
失敗し、その中から、
”これは良いかな”というものが
見つかってきます。
成長している会社は、
改善策をスピーディーにやってみて、
結果の詳細をしっかりと見て、
その問題点を考えて、
さらなる改善策をスピーディーに
やっていきます。
そして、これを繰り返していきます。
売上を上げるという大きな問題に対して、
具体的な問題点がどんどん変わって
いくんですね。
一方、落ちていってる会社は、
ゼロか百かですから、
売上を上げるために、
ホームページを作って、
ダメなら、会社案内を作って、
ダメなら、DMを送って、
という風に、改善策がその都度リセット
されていきます。
なぜダメだったかを検証しないんですね。
そのため、売上を上げるという問題に対して、
その問題のまま変わっていきません。
そして結局、問題が改善されずに、
”どうせやってもムダ”感が醸成されて
いきます。
新たにやってみよう、となっても、
”それ前にやったし、ムダ”
となって、次第に何もやらなくなる。
大事なことは、まずは、
30点でもOKと前向きに割り切ることです。
そして、
やってみた改善策の結果をしっかり見ること、
その結果のさらなる問題点を考えること、
その問題点に対する改善策を実施すること
です。
あなたは、
30点取ってからの戦いをしていますか?
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●●今週の深海奥義●●
・戦術は30点取れればOK、
そこからこそが本当の勝負である!
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ネオフライトクリエイションズ
宮川 壮輔
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