No.21 拡販のための組織的新製品開発とは?

2019.1.22

あなたは、拡販のための
組織的新製品開発を意識していますか?

自社製品を開発している中小製造業
では、社長が開発担当というケースが
多いですよね。

特に、社長が一代で築いた会社の場合、
その開発製品が当たり、高収益となって
いるケースもあります。

昔は、これでも良かったんですよね。
製品や事業のライフサイクルが今より
長かったので、一発当てれば、
何十年もやっていける。

つまり、製品開発という一発のバクチに
勝てるかどうか、が勝負だったんですね。

しかし、最近では、そうもいかず、
時間の進行スピードが、以前より
格段に速くなりました。

製品や事業のライフサイクルも、
圧倒的に短くなりました。

ですので、1回のバクチに勝つだけでは
事業を存続させることは困難になっています。

事業を長期にわたって存続させる場合、
第2・第3の新製品開発が必須です。
つまり、第2・第3以降の新製品開発で
重要なのは、1回のバクチの勝利
ではなく、一定の勝率での再現性
なんです。

もちろん、初代社長が、次々と、
新製品をヒットさせるケースも
あるでしょう。

そういう社長は、自身の動物的嗅覚と
不屈の精神によって、
新たな製品開発 を行うことが多いです。

勝率100%という訳にはいかないかも
しれませんが、普通よりは高い勝率で
新製品を開発していきます。

つまり、社長の嗅覚と精神が、
再現性をある程度担保しているわけです。

しかし、そのような本能的社長が
いなくなった場合、どうでしょうか。

残された社員に、社長と同じくらいの
本能的開発者はいますか?
おそらく、なかなかいないと思います。

もしそうだとしたら、
本能的社長が引退してしまうと、
新製品開発のヒットの再現性は
もろくも崩れてしまい、
なかなか売れなくなってしまいますね。

そのためには、本能的社長がいる間に、
新製品開発の再現性を担保するための
組織的な拡販開発フローを構築して
おくべきです。

拡販開発というのは、
企画から開発・営業までの全体を
見据えて、一貫して拡販を前提とした
開発をすることです。

その上で、開発のフローを見える化して、
組織で意思決定できるようにし、
拡販の結果をフィードバックする仕組み
を構築します。

それでも、本能的社長から見れば、
組織で決めた新製品に満足できない
かもしれません。

しかし、フィードバックループを回せば
回すほど、一定の勝率で再現性を
持って、新製品開発を組織で進めて
いくことができるようになってきます。
つまり、本能的社長が引退しても、
会社を中長期的に存続させることが
できるようになります。

あなたは、組織的な拡販開発を
構築していますか?

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●●今週の深海奥義●●

・組織的な拡販開発の仕組みを
早急に構築せよ!
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ネオフライトクリエイションズ
宮川 壮輔

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