あなたは、5つの管理要素で
仕組みを構築してますか?
これからの中小製造業には、
自社をしっかりと管理することが
重要になってきます。
管理というのは、
計数による管理です。
営業管理や生産管理、
経営管理などもすべて
計数による管理が必要です。
経営改善サポートのご依頼を頂く場合、
そもそも計数による管理が
しっかりできていない
ということが本当に多いです。
コンサルの現場では、私は、
経営改善を進めていくために、
まずは、計数による管理体制を
構築していきます。
ただし、“管理”というと、
ちょっと曖昧で分かるようでいて
実はよく分かりませんよね。
なので、そもそも“管理”とは?
ということを明確にした方が良いですね。
計数による管理というのは、
次の5つの要素を明確にして
実践することです。
(1)見える化する
(2)先の計画を作る
(3)予実を付ける
(4)定期共有する
(5)PDSを回す
まずは、(1)見える化する
について。
これは、帳簿を付ける、
ということです。
そのためには、まずは、
どういう数字をチェックするのかを
設計することが重要ですね。
その上で、
帳簿のフォーマットを作ります。
ここまでできれば、あとは
入力していくだけです。
それから、(2)先の計画を作る
について。
帳簿上の将来の数字について、
計画値として事前に入力することです。
計画値をどのように算出するかが
重要なところですが、
まずは、前年を基準にして、
月別の数字を出してみてください。
計数管理のカルチャーが
さほど育っていない段階では、
計画値の精度の高い算出は
難しいので、まずは簡単に
算出してしまって構いません。
徐々に根付かせていきましょう。
さらに、(3)予実を付ける
について。
計画値と実際の数字とを
比較することですね。
予算と実績の差異の把握
ということです。
中小製造業では、
営業部門などが予実を付けている
ことはありますが、
経営管理レベルで
予実をちゃんと付けているところは、
意外と少ないですね。
そして、(4)定期共有する
について。
定期的に場を作って
リアルに共有するということです。
“定期的”に“リアル”に、
という点が重要です。
“定期的”というのは、
月1回の会議みたいなことですね。
“リアル”というのは、
メンバー間で顔を見ながら即時に
コミュニケーションすることです。
本来でしたら、実際に会って
ミーティングするのが良いですが、
今の時期、オンラインでもOKです。
ただし、共有サーバー等に
資料をアップして、
各メンバーが見れる状態に置くこと、
だけでは、共有としては不十分です。
ちゃんと、リアルに共有する場を
作りましょう。
最後に、(5)PDSを回す
について。
予実の差異の理由や
問題の原因等を考えて、
対策案を考えて、
実行後のチェックをすることです。
深い思考ができて、
実行できるということが重要ですね。
これら5つの要素が、
管理要素です。
計数による管理の強化をしよう
という場合、これら5つの管理要素を
意識して、仕組みを作って
いってください。
あなたは、5つの管理要素で
仕組みを構築してますか?
続きはまた次回。
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●●今週の深海奥義●●
・5つの要素で計数管理の
仕組みを作れ!
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