No.133中小製造業の社長が高収益体制を作る上で意識すべきことは?

2021.4.20

あなたは、小さな“違い”を
創ることを明確に意識していますか?

これからの中小製造業は、
自社独自の“違い”が重要に
なってきます。

“違い”は、高収益企業を作る上での
源泉となります。

また、市場が消失し縮小していく将来、
他社と同じ事をしていたら、
会社あまり、製品あまりの今、
いずれ淘汰されてしまいます。

しかし、“違い”を創り出すことは、
そんなに簡単ではありませんね。
意味のある、価値のある“違い”を
創るには、エネルギーが必要です。

“違い”というのは、
自社独自の製品を創る、
ということだけではありません。

会社を運営していく中で、
いろいろな価値ある“違い”は
あります。

もちろん、中小製造業で、
分かり易く価値のある“違い”と言えば、
モノの“違い”です。

自社独自のモノであって
ニーズが高ければ、
価値のある“違い”になり易いですね。
価格主導権を握れますので、
高収益体制を構築することができます。

モノ以外でも、ヒトという側面からの
“違い”もあります。
独自の製品を生み出すことができたのは、
他社と違う製品を創る、
という組織カルチャーがあるから
かもしれません。
こういう組織カルチャーも
重要な“違い”になり得ます。

また、モノ自体の“違い”レベルは
さほど高くなくても、
きめ細かく迅速な営業対応や、
極めて短い納期対応なども
価値ある“違い”となりますね。

エンジニアや開発者、営業マンに対する
教育体制や人事評価制度なども
“違い”になり得ます。

経営会議のやり方や
管理のやり方なども“違い”に
なります。

計数によって評価・判断して
PDSを回す体制なども
“違い”になり得ます。

さらには、社外ネットワークや
顧客との繋がりなども
“違い”となります。

どうしても、競合他社との“違い”というと、
レベルの高い自社製品や独自技術などに
意識が向きがちです。

しかし、価値ある“違い”には、
いろんな要素があることが
お分かり頂けるかと思います。

そして、さらに重要なことは、
“違い”とは、1つ1つの断片を
積層していくことにより大きくする、
ということです。

これ1つだけで競合他社を凌駕する
圧倒的な“違い”というのは、
短期的に創造するのは困難です。

それよりも、小さな“違い”を意識して、
1つ1つ積み上げていく、というようにすると、
中長期的には、大きな“違い”に
なっていきます。

そのためにも、まずは、
“違い”を積み上げていく、
ということを改めて認識しましょう。

どんなに小さなことでも良いので、
“違い”のタネを1つ1つ創造していく、
ということを決定してください。

そして、競合他社と“違う”ことをして、
価値ある大きな“違い”へと
創造していきましょう。


あなたは、小さな“違い”を
創ることを明確に意識していますか?


続きはまた次回。

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●●今週の深海奥義●●

・小さな“違い”を創ることを決定せよ!

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