No.138売上10億円企業に飛躍するために必要な社長の覚悟とは?

2021.5.25

あなたは、現場仕事から
“足抜け”する覚悟はありますか?

中小製造業が売上10億企業に
なるためには、
社長が、プレイヤーから監督に
変わる必要があります。

プレイヤーというのは、現場仕事を
する人です。
現場の労働チームの
一員ということですね。

一方、監督というのは、
会社全体の采配、舵取りをする
ということです。
つまり、マネジメントを行うってことですね。

売上3億円までの企業では、
社長が第一線のプレイヤーである
ことが多いですね。
現場で誰よりも働いて、
誰よりも結果を出すMVPです。

特に、自分で会社を0から立ち上げて、
売上2~3億円の企業に育てるのは
大変なことです。
それだけでも、その社長は
非常に優秀ですね。

もちろん、そのまま売上2~3億円の
規模を維持したいのであれば
それはそれでも良いのですが、
それ以上に大きくしたいのなら、
MVP社長だけではどうにも回りません。
他の社員の働きが絶対に必要です。

そのためには、社長は、
自分が現場で活躍して
MVPを自ら獲得するのではなく、
自分は監督として現場から一歩引いて、
社員にMVPを取らせるように
しないといけません。

重要なのは、現場仕事から足を引く、
ということです。

“そんなの無理”
という社長がほとんどだと思います。
しかし、10億円企業にしたいのなら、
“社長の足抜け”は、
絶対に必要になる、
ということは知っておいてください。

では、どうやって足抜けするか、
ということですよね。
いきなり、全ての業務を投げ出して、
社員に振ろうとしても
現実的には、それは無理です。

私は、コンサルの現場では、
業務から少しずつ足抜けしていく
ようにして頂いてます。

最初に、社長の業務を分解します。
特に、社長の業務が
売上に係わっている場合、
慎重に足抜けしないとイケません。

そのために、特に、営業の流れを
分解して頂きます。

例えば、以下の機能に分解します。

集客→定期接触→営業販売
→納品→メンテ・フォロー

この中で、社長が特に力を
発揮しているところを認識したい。

例えば、“営業販売”などの
セールスや打ち合わせの場面は、
社員には任せられない、
ということもあるでしょう。

その場合、“営業販売”は、
社長が続けてください。

でも、それ以外のところで、
社長がやらなくても良いフェーズは、
あるはずです。

個々の企業によって様々だと思いますが、
例えば、“納品”とか、
“メンテ・フォロー”とかは、
もしかしたら社長じゃなくても
良いかもしれません。

そういうところを見つけて、
優先順位を付けましょう。

そして、優先順位の低いところから、
まずはその一部を社員ができるように
振っていきましょう。

単に、“やれ”というだけでは、
社長のようにやることはできないので、
どのようにやるのかを、
丁寧に教えることが重要です。

そのようにして、現場の業務から、
少しずつ足抜けしていかないと、
10億円企業になることは
極めて難しいです。

10億企業にジャンプアップするには、
現場仕事からの社長の“足抜け”が必須、
ということを認識しておいてください。


あなたは、現場仕事から
“足抜け”する覚悟はありますか?


続きはまた次回。

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●●今週の深海奥義●●

・10億企業になるには、
 現場仕事から足抜けせよ!

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