あなたは、競合他社との“違い”を文字化してますか?
これまでの町工場は、一般論として、
自ら積極的に情報発信する、
ということが苦手でした。
事業形態が、基本的には、
継続取り引きであって、
今までは、1回取り引きが決まれば、
継続して受注があったからです。
しかし、外部環境は、
ここ20年で大きく変わっています。
多品種少量生産や
外国加工業への依頼などの影響は
以前からありましたが、
最近では、こんな問題もありますね。
・人口減による市場の縮小
・EV化による市場の消滅
・自動車生産調整による市場の縮小
・原材料の高騰
つまり、加工業の市場は、
これからどんどん小さくなっていき、
その市場を、残った町工場が
奪い合っていくことになります。
今後は、町工場も、
積極的に情報発信をしていかなければ、
顧客から選ばれなくなっていきます。
情報発信として主たる媒体は、
ホームページです。
しかし、ホームページに掲載する、
というだけでは、もはや選ばれなくなって
しまいました。
これからの町工場は、
ホームページに掲載する、
というだけでは勝ち残れなくなった、
ということをまずは認識してください。
ではどうすれば良いか?
これからは、
ホームページに何を掲載するか、
という情報の“質”が問われます。
顧客目線で考えてみてください。
購買担当者が、新規取引先企業の
ホームページを探しています。
購買担当者にとっては、
そのホームページで見れる情報が
全てです。
新規取引先企業の候補は
たくさんあります。
検索すれば、たくさん出てきますからね。
たくさんある中で、何を基準として
選ぶのでしょうか?
会社案内の延長みたいなホームページで
購買担当者の脳を揺さぶることが
できるでしょうか。
“いや、ウチには技術力があるから”
“職人の腕はピカイチですから”
という町工場もあるかもしれません。
しかし、購買担当者にとっては、
ホームページに掲載されている情報が
全てです。
貴社のホームページから、
購買担当者の脳を振るわすような
情報が掲載されていますか?
そして、それは競合他社にも
掲載されていない“独自の情報”ですか?
購買担当者は、検索して抽出した
たくさんの町工場の中から
新規取引先企業を選択しようとしています。
競合他社のホームページにも
記載されているような言葉で
同じようなことが掲載されている
のであれば、購買担当者の脳には
刺さりませんね。
つまり、ホームページに掲載すべき
重要な情報は、
競合他社との“違い”です。
購買担当者に、競合他社と比べた
貴社の“違い”は何なのか、
を分からせなければイケません。
現在のホームページは、
それくらい、“違い”を表現することが
重要になってきます。
ぜひ、競合他社との“違い”を意識して
ホームページに文字で明確に
掲載するようにしてください。
あなたは、競合他社との“違い”を文字化してますか?
続きはまた次回。
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●●今週の深海奥義●●
・“違い”を文字化せよ!
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