中小製造業が人手不足を解消するには?

2024.10.1

“募集しても人が集まらない”

“社員が辞めてしまう”


今回は、そんな中小製造業の社長のための
お話しです。


人手不足というのは、
企業や業種にとっては、
深刻な問題になってきてますよね。

このような中で、
募集して応募してもらえる
ようにするためには
どうすればいいのでしょうか?

これについては、
日本全体のマクロ的な現象ですので、
表面的な対処療法では
対応が難しくなっていきますね。

でも、良い機会ですので、
改めて抜本的な対応をする覚悟を
決めてください。

まずは、
以下の2点を直視してください。

(1)理念に基づく組織を作ること
(2)発信すること


まずは、(1)理念に基づく組織を作ること。
簡単に言うと、“理念経営”ということです。

多くの中小製造業では、
“有休などの条件を良くする”とか、
“給与や賞与のアップを検討する”
などのような、表面的な
環境整備に意識を向けていますよね。

しかし、これは対処療法であって、
抜本的な治療にはなりません。

抜本的な治療というのは、
会社の理念に基づいた、
仕組みや環境を創造していくことであり、
社長を中心として、
組織作りを実行していくということです。

今まで平成の時代までは、
昭和の勢いのままで対応できましたが、
令和の時代は、
今までの日本社会が経験したことのない
“人口減少社会”てす。

経営の在り方が変わる
ということをしっかりと受け入れて、
今までとは違うことをする覚悟を決める
必要があります。

今までとは違うことの重要な一つが、
自らの意思に基づいて能動的に
“組織を創る”仕掛けを実践する
ということです。

組織を創る上で重要なのは、
会社がどこに向かっているのか、
という“長期ゴール”を明確にすることです。
この“長期ゴール”が“理念”です。

そして、この“長期ゴール”に
向かっていくために、
社内の価値感の基準を作っていく。

その上で、社員を教育する仕組みを
作ることにより、社員が一つの方向に
向かってベクトルが揃ってきます。
このベクトルが社内の文化となって
組織力がアップし定着率が上がっていきます。

このような実体の変化に取り組むことなく、
有休や手当などの表面的な決まりごとを
付加するだけでは、
“人口減少社会”で組織力を
上げていくことは難しいです。

次いで、(2)発信すること。
これは、情報を社外に発信することですね。
発信すると言っても、
発信するためには“情報”が必要で、
その“情報”は、単なるテキストではなく、
しっかりと内容を伴わせる必要がありますね。
そのためには、“情報”となるコンテンツを
創造する力が必要です。

コンテンツの創造で重要なのは、
コンセプト力です。

何のために誰に何を伝えるのか、
という核となるコンセプトを磨いた上で、
コンテンツを創りましょう。

このように、経営理念を創って、
効果的な社内の仕組みを創りつつ、
それを社外に積極的に発信する、
ということを継続していってください。

中長期的な視点が必要ではありますが、
実はそれが一番の近道となります。


あなたは、理念と組織を創ることについて覚悟を決めましたか?


それでは、また次回。

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●●今週の深海奥義●●

・理念と組織を創る覚悟!

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代表経営コンサルタント 宮川 壮輔

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