あなたは、企画から開発、そして
販売に至るまでに、
顧客からの声を一貫させる
仕組みを作っていますか?
今まで、社長の動物的嗅覚で、
本能的に開発を行ってきて、
例えそれが上手くいっていたとしても、
これからは、会社を中長期的に存続
させるには、それだけでは不十分です。
もし、社長が会社からいなくなった場合とか、
社長が開発を行う時間が無くなった場合など、
社長以外の社員が、
その後の開発を行わなければなりません。
開発というのは、新しいものを創り出せば
OKではなく、売れるものを創り出す
必要があります。
拡販のための開発です。
しかし、ヒット率100%ということは
あり得ませんし、むしろ失敗するのが
普通という、過酷な世界。
残された社員にも、新しいものを創り出す
ことはできるでしょう。
しかし、新しく売れるものを創り出す
ことはできるでしょうか?
ヒット率を維持できるような再現性を
担保できているでしょうか?
社長がいる間に、拡販開発の仕組み、
つまり、売ることを前提とした
組織的な開発の仕組みを
作るべきです。
仕組みを作る上で重要なのは、
一貫性と見える化です。
一貫性というのは、
企画から開発、販売までの流れを
顧客ニーズで貫くことです。
もちろん、顧客ニーズが重要、
などということは、どんな企業でも、
分かっています。
でも、本当に顧客ニーズから
ブラさないようにコントロールして
開発している企業は、
かなり少ないです。
新製品が売れた、ということは、
要するに、企画から開発、販売
に至るまで、顧客ニーズに
マッチしていたということ。
一方、新製品が売れなかった
ということは、企画から開発、販売
に至るどこかのプロセスで、
顧客ニーズとマッチしていなかった
ということ。
まずは、以下の3つのプロセスに
分解してみましょう。
(1)企画
(2)開発
(3)販売
これらすべてのプロセスで、
顧客ニーズからブラさないように、
顧客ニーズの一貫性を管理する
のが拡販開発です。
まずは、(1)企画段階。
ここでは、顧客ニーズの収集と共有が
重要です。
そのためには、顧客から直接お話しを
聞く仕組みが必要ですね。
営業マンが聞くのでも良いですし、
納品担当者やメンテナンス担当者が
聞くのでもOKです。
とにかく、日々の仕事の中で、
拡販開発のための情報を能動的に
収集させる。
そして、その情報を蓄積していくとともに、
皆で共有する。
そのためには、収集した情報を
定期的に発表してもらうための
開発会議の開催を継続すべきです。
そして、どのような開発を行っていくか
について、顧客ニーズを起点として、
組織で決定していきましょう。
改めて言うと、新製品が売れなかった
ということは、企画から開発、販売
に至るどこかのプロセスで、
顧客ニーズとマッチしていなかった
ということ。
まずは、最初の企画段階で
顧客ニーズにマッチした開発を
決定しないと、その先、
どんなにがんばっても売れません。
動物的嗅覚を持つ本能的社長に
頼ることなく、再現性を担保する
ためには、顧客ニーズを一貫させる
組織的な意思決定の仕組みを
作らないといけません。
あなたは、顧客ニーズを一貫させる
仕組みを構築していますか?
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●●今週の深海奥義●●
・顧客の声を組織的に一貫させる
仕組みを構築せよ!
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ネオフライトクリエイションズ
宮川 壮輔
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