No.135中小製造業の社長が10億円企業に飛躍するための5つの要素とは?

2021.5.4

あなたは、10億ジャンプの5要素を
磨いていますか?

これからの中小製造業が
10億円企業に飛躍するために重要なのは、
次の5つの要素です。

(1)計数管理
(2)キャッシュフロー
(3)マーケティング
(4)知財
(5)組織


私は、経営改善コンサルタントとして、
いろんな中小製造業を
見てきました。

その中には、5年以上営業赤字が
続いている企業もたくさんあります。
このような企業には、
いくつか共通点があります。

逆にいうと、それらの共通点を
まずはクリアすることが、
防御策として重要となります。

共通点として大きいのは、
計数に対する感度の甘さです。

特に経営数字について
定期的にチェックして共有しているか、
という点は、非常に大きいです。

赤字が続いているような会社は、
ほとんどが、経営数字の共有の場を
定期的に設けていません。

私が、経営改善コンサルタントとして
最初にやることは、計数会議の
定期開催の仕組みを作ることです。

そして、この計数会議を設けて、
毎月定期的に計数に基づいて
認識・分析して共有するだけで、
経営数字が改善されることも
珍しくありません。

ですので、まずは、
足元を固める防御策として、
計数管理の仕組みを作ることが
非常に重要です。


それから、(2)キャッシュフローですね。

キャッシュが不足すると、
社長の精神衛生上もよくないですし、
本来の企業活動にも支障をきたします。
キャッシュについては、
最優先で管理すべきです。

私が、コンサルティングするときは、
定期的な計数会議の議題として、
“資金管理”を含めます。

資金を管理するためには、
“資金繰り予定表”の作成が重要です。
資金繰り予定表の管理から、
BSの理解へと進み、
必要に応じて、
資金運用表による管理へと進みます。


これら(1)&(2)による防御力を
高めてから、次の攻撃力の強化に
入ります。

まずは、(3)マーケティングです。

これは、売り方の仕組みを作ることです。
特に、短長管の3次元の営業ですね。
訪問等による短距離営業と、
ネット等による長距離営業と、
それらを管理する営業計数管理による
営業の仕組みです。

それから、(4)知財ですね。

知財というのは、知財権のことではなく、
“違い”のことです。
中小製造業が飛躍するためには、
競合他社との“違い”が必須です。

その“違い”を作る仕組みを
設計して、中長期的な視点で
実践していきましょう。
“違い”の断片を中長期的に
積層していき、時間を掛けて
高く大きな参入障壁を築いて
いきましょう。

最後に、(5)組織です。

中小製造業の場合、
人事評価制度などを精緻に作っても、
なかなか機能しません。
実は、組織を作るためにも、
計数管理が重要になってきます。

つまり、経営数字をオープンにして、
この経営数字の見方を教育して、
現場数字による計数管理を
行っていくのです。

これによって、現場での自分の行動と、
経営の結果とが実感として連結し、
社員のやる気を自然と引き出すことが
できるようになります。

以上が、5つの要素です。
これからの中小製造業は、
まずは、(1)&(2)で防御力を高めつつ、
(3)~(5)で攻撃力を上げていくことが
重要になってきます


あなたは、10億ジャンプの5要素を
磨いていますか?


続きはまた次回。

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●●今週の深海奥義●●

・飛躍の5要素を磨け!

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