あなたは、事業計画の作成に、
補助金申請を利用していますか？

現在、コロナ後を見越して、
新規事業を検討している企業も
多いでしょう。

新規事業を行う上で、
事業計画書を作成していますか？

事業計画書不要論もありますが、
私は、新規事業に不慣れな場合、
事業計画書を作成した方が良いと
考えています。

確かに、市場創造型の製品であって、
新規事業に慣れているのであれば、
あえて作成しないこともありでしょう。
その場合、試作品を顧客に提供して、
改善のサイクルを高速に回す方が
良いですね。

一方、新規事業に不慣れな場合、
事業計画書を作成すべきです。
計画書通りに行くことはほぼありませんが、
どれくらいの投資をして
どれくらいのリターンを得るのかを
認識することは非常に重要です。

しかし、事業計画書を作成したことがない、
という場合、何から手を付けていいか
分かりにくいですよね。

その場合、事業再構築補助金などの
補助金を利用するのも手です。
補助金を申請するのであれば、
分からないとは言ってられませんし、
事業計画書を作成する覚悟が
できるでしょう。
また、事業再構築補助金の場合、
認定支援機関というサポーターを
付けることが申請の条件になっていますので、
最初に事業計画書を作成するには
やり易いですね。

ただし、事業計画書には、
作る目的があります。
例えば、補助金申請とか、
銀行への融資依頼のためとか、
自社の方向性を明確にして
社員と共有するためとかですね。

これら目的によって、
事業計画書の内容は
微妙に異なってきますので、
その点は注意ですね。

事業再構築補助金向けの
補助金申請用であれば、
補助金目的に合致して
採択されやすいような計画書を
作る必要があります。

そのためには、まずは事業再構築の
必要性を明確にすることですね。
コロナ禍の影響がどれくらいあって、
そのダメージを回復させるために
今回の事業再構築が
絶対に必要なんです、という
ストーリーを書くことが大切です。
さらに、この補助金で審査項目と
なっている“地域特性”とか
“経済成長への貢献”等についての
関連性も記載します。

また、実現可能性も重要ですね。
例えば、資金計画ですね。
この新規事業を遂行するために
必要な資金の調達予定を
記載する必要があります。

さらに、売り上げ計画です。
単に売上いくらと書くだけでなく、
適切に売り上げ分解して、
なぜその数値を達成することが
できるかについて、記載します。
全体的には、V字回復するような
力強い数字を書いた方が
ベターですね。

この辺が、事業再構築補助金用の
事業計画書の特徴です。
ただし、事業計画書作成の目的が異なれば、
上記の記載は変えた方が良いケースも
多いです。

しかし、事業計画書の作成に不慣れな場合、
目的によって異なる記載はあるということを
認識しつつも、とにかく作ってみることを
オススメします。
そのための第1歩として、
事業再構築補助金の申請に
挑戦することは、非常に有効だと
思います。
ぜひ、積極的にトライしてみてください。

あなたは、事業計画の作成に、
補助金申請を利用していますか？

続きはまた次回。

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●●今週の深海奥義●●

・最初の事業計画には、
　補助金申請を利用せよ！

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