No.153:これからの中小製造業の社長が、勝ち上がっていくやり方とは?

2021.9.7


あなたは、思考の深さを
重視してますか?

これからの中小製造業は、
高利益率を目指すべきです。

市場が縮小していくことは
ほぼ確実ですので、
従来通りにやっていては、
競争が激化するのは間違いありません。

競争激化に対応する策として、
最も下策なのが、値下げ対応です。
値下げすると利益額が下がっていき、
いずれ財務体質が弱くなってしまいます。
こちらは、どちらかというと、
あまり頭を使わず体を使う経営です。

貧乏ひま無し状態となりますね。

競争激化に対応する策として、
上策なのは、価値を上げることです。

自社製品メーカーなら、
製品の価値を上げることであり、
加工請負等のものづくり企業なら、
会社の価値を上げることですね。

このような価値を上げる策というのは、
体を使うというより頭を使う経営です。

社長の中には、
現場で走りながら考えることが重要、
と考えてる人がいらっしゃいますよね。
スピードとパワーで乗り越える、
というスーパーマンタイプです。
もちろん、そういうときも必要ですが、
頭を使う経営というのは、
それとは異質のものです。

走ってはいけません。
立ち止まって深く深く考える、
というものです。

そこには、スピードは関係ありません。
重要なのは思考の深さです。
それによって、価値を上げることを
思考することが大切です。

では、どのように価値を上げていけば
いいのでしょうか?

それには、コンセプトを創造する、
ということがまずは重要です。

コンセプトというのは、
“この会社を一言で言うとコレ!”
といった特徴のことです。

“なんだそんなことか?”
と思うかもしれませんが、
このような特徴を考えることは
非常に難しいです。

なぜなら、特徴なら何でも良い、
というわけではなく、価値を上げる
特徴でなければならないからです。
つまり、顧客に刺さる特徴じゃなきゃ
いけない、ということです。

“顧客に刺さる”とは
どういうことでしょうか。

これには、3つの要素があります。

1つは、顧客が絶対欲しいと
思えるくらいの強烈なニーズで
あることです。

強烈なニーズが無ければ、
価値は上がりません。

2つには、競合他社には無い
特徴であることです。

競合他社と同じなら、
これも価値は上がりません。

3つには、競合他社がマネしにくい
特徴であることです。

競合他社がすぐにマネできるなら、
アッという間にマネされて、
価値が下がります。

このような特徴は一朝一夕には、
見つかりません。
考えに考えて、
時間をかけて創造していく、
必要があります。

ですので、これからの中小製造業は、
価値を上げるために、
頭を使って自社のコンセプトを
創造していきましょう。

具体的な、創造の仕方は、
次回お話しします。


あなたは、思考の深さを
重視してますか?


続きはまた次回。

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●●今週の深海奥義●●

・立ち止まって深く深く考えよ!

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