あなたは、補助金用事業計画書を
経営管理に活用していますか?
これからの中小製造業で重要なのは、
創ること、売ること、管理すること
の3つです。
管理することの中には、
経営数字を定期的に把握することも
含まれます。
最近、事業再構築補助金のサポートを
してきて、経営数字に不慣れな社長
というのは、やはりいらっしゃいます。
特に技術力の高い社長ほど、
経営数字に不慣れな傾向がありますね。
もちろん、そうでない社長もたくさん
いらっしゃいます。
事業再構築補助金の申請に必要な
事業計画書を作成するのは、
経営数字に不慣れな社長にも
非常に良い機会です。
補助金用事業計画書では、
そんなに難しい財務は必要ありません。
単純な損益計算だけで十分です。
つまり、売り上げがどれくらいに推移して
という一番上のラインさえ決めれば、
あとは人件費がいくらかかって、
家賃がいくらかかって、
といった経費項目を決めていけばOKです。
そのときの利益を出してみて、
それによって、売り上げの大小をいじったり、
経費を調整したりして
いろいろシミュレーションしていくわけです。
そして、補助金の条件に合う、良さそうな
数字に決めていくというだけです。
貸借対照表やらキャッシュフロー計算書
やらの小難しい書類は要りません。
簡易的な損益計算の表だけで
十分です。
これだけなら、財務に不慣れな社長でも
全然使えます。
これを機に損益計算書に
しっかり向き合ってみると良いと思います。
そして、損益計算の世界観に慣れてきたら、
次に資産という新たなステップに進むと
良いでしょう。
損益計算の世界観は、
いくら売っていくら出てって
いくら儲かるのか、
というように直感的に
分かりやすいのですが、
資産の世界観は、
やや分かりにくいです。
これは毎月の経営会議などの
実務を通して少しずつ身に付けて
いくと良いでしょう。
私が経営会議サポートをするときは、
最初は、損益計算を毎月共有して
いきます。
そして、その損益結果について
いろいろ分析して次の行動を
決めていきます。
6ヶ月くらいして少しずつ損益計算に
慣れてきたら、資産項目の
管理に入ります。
特に、キャッシュの流れを見える化して、
何にいくら使って、今後どれくらい
キャッシュが必要になるのかを
前もって事前に分かるようにします。
このように、中小製造業に必要な
管理力を上げるために、
補助金用の事業計画書作成を
利用してみてはいかがでしょうか?
あなたは、補助金用事業計画書を
経営管理に活用していますか?
続きはまた次回。
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●●今週の深海奥義●●
・補助金用事業計画書を活用せよ!
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