あなたは、人間による対応と計測の
仕組みを強化していますか?
一般的に言って、
ものづくり中小製造業は、
デジタル対応が遅れがちですね。
今は、DX時代ということで、
デジタルシフトさせていくチャンスです。
ここでは、DX拡販に絞ったお話しです。
DX拡販の体制を作るためには、
デジタルに対する意識と体制が
重要でした。
No.164:ものづくり中小製造業の社長が、DX拡販を進めるには?
デジタルは万能ではありませんので、
できることとできないことを
ちゃんと認識しましょう。
その上で、デジタルにできることを
デジタルに置き換え、
それ以外のところで人間の仕組みや
体制を構築することが重要ですね。
特に、ものづくり中小製造業における
DX拡販では、人間の仕組みを
再構築することが必須になってきます。
なぜなら、ものづくり中小製造業では、
担当者同士の詳細な打ち合わせが
営業フローとして必須だからです。
これが、ECサイトなら、
注文から決済まで
サイト内で自動的に
済ませることができます。
しかし、打ち合わせが必須な営業フロー
の場合、サイトの中だけで
全てを完結させることができません。
ですので、打ち合わせが必須ですし、
デジタルが苦手とすることですので、
この打ち合わせというのが
人間が行う仕組みとしては重要です。
デジタルにできるところを
デジタルに置き換える以上、
デジタルに置き換えられないところを
もう一度見直して
強化していきましょう。
打ち合わせの際の営業ツールは
ありますか?
会社の独自領域を
しっかりとアピールする会社案内や
カタログなどは揃ってますか?
さらに、反応の高い営業トークなどを
蓄積・横展開していますか?
デジタルに置き換えられないからこそ、
打ち合わせの実力を上げていきましょう。
また、打ち合わせ以外のところでいうと、
問い合せ対応ですね。
電話なのかメールなのかは
会社や状況によって異なるでしょうが、
顧客との最初の接点ですので、
問い合わせ対応力も上げていきましょう。
電話のマナーはできていますか?
3コール以内で素早く電話に出てますか?
メールのマナーは?
メールをもらったら、即返信してますか?
さらには、DX拡販というのは、
仮説と検証の繰り返しになります。
検証するためには、
定量的に数値を計測する
必要があります。
例えば、問合せ数や打ち合わせ数などは、
人間が帳簿を付けないと
数えられません。
今までは、それらの数を
付けていなかったとしても、
DX拡販を効果的に進めるためには、
数値を抽出できるように、
人間の仕組みを変える必要があります。
このように、DX拡販を進めていくには、
デジタルが得意なところを
デジタルに置き換えていくとともに、
人間にしかできない人間対応と人間計測
の仕組みを強化していく必要が
あります。
あなたは、人間による対応と計測の
仕組みを強化していますか?
続きはまた次回。
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●●今週の深海奥義●●
・人間の対応力と計測力を強化せよ!
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