No.175:中小製造業の社長が新規事業のアイデアを効果的に磨いていくには?

2022.2.22

あなたは、新規事業の型を使って
検討をしていますか?

これからの中小製造業は、
人口減少社会のもと、
新たな製品・サービスを提供するか、
新たな分野の顧客を開拓するかが
重要になってきますね。

つまり、新規事業です。

今回は新規事業での戦い方に
ついてのお話しです。

中小製造業の新規事業は、
以下の2つのモデルに分けて
考えましょう。

(1)新市場開拓モデル
(2)新製品開発モデル


ここで注意しなければいけないのは、
既存の資源を利用する
ということです。

(1)新市場開拓モデルでは、
既存製品・サービスを提供する
ということです。

(2)新製品開発モデルでは、
既存顧客に対して売る
ということです。

間違っても、新製品・サービスを
新規顧客に提供するというような
まったく新たな事業分野に進出する
ということは、考えない方が良いです。

最初のうちは、上記2つのモデルで
検討してください。

2つのうちどちらが良いかは、
一概には言えませんが、
まずは、(1)新市場開拓モデルを
検討してみましょう。

(1)新市場開拓モデルというのは、
既存の製品・サービスを
新たな分野の顧客に提供していく
というものですね。

ここで重要なのは、
新分野の顧客開拓力です。

新分野にもその分野で
事業を行っている既存事業者が
いることが多いでしょうから、
その既存事業者と何が違うのかを
表明するためのコンセプト力が
必要になってきます。

このコンセプト力を苦手する
中小製造業は多いですね。
コンセプトを創造するということは
アピール手段としてとても重要です。

さらには、新分野の顧客に
自社のコンセプトを認知させる
マーケティング力ですね。

認知を広めるには、
顧客の数が多いか少ないかで、
方向性がある程度分かれます。

顧客の数が多い場合、
WEBを使ったデジタルマーケティングの
方が効率は良いです。

一方、狙う顧客がある程度決まって
いるなら、アナログ営業の方が
効果は高いです。


次に、(2)新製品開発モデルですね。
これは、既存の顧客に対して、
新たな製品・サービスを提供していく
というものです。

ここで重要なのは、
新製品の開発力です。

新製品開発力としては、
やはりマーケティング力が
重要です。

既存顧客を徹底的に知り、
ときにはヒアリングしながら、
新製品のコンセプトを考える
というのは、マーケティング的センスが
極めて重要になってきます。

そして、自分自身で顧客の
課題を創造し、その課題を
解決するような製品を考えて、
特定の少数の顧客とともに
改良を加えていく。
ある程度、新製品が磨かれてきたら、
今度は、少し顧客の範囲を広げてみる。

そして、これならイケる、となったら、
大きく拡販していきましょう。
小さく始めて少しずつ広げていく、
ということが重要になってきます。

このように、新規事業を検討するなら、
型に嵌めて考えていくと、
効率よく効果的に進めていくことができます。


あなたは、新規事業の型を使って
検討をしていますか?


続きはまた次回。

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●●今週の深海奥義●●

・新規事業の型を使って考えよ!

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