No.16 会社の長期的な発展に必要な要素とは?

2018.12.11

あなたは徳の経営を目指していますか?

会社の長期的な発展に必要なものの
根本は、徳にあると考えています。
会社としての徳です。

会社としての徳を積むには、
まずは社長の徳を積む必要があります。
それから、教育によって社員の徳を
積んでいくことにより、
会社としての徳になっていきます。

会社として徳を積むことにより、
顧客に尽くすようになるだけでなく、
社員や仕入先、その家族、
に対しても、尽力するようになります。

それは、例えば、給与や支払についても
現れます。
社員には適正な給与を支給し、
仕入先には無理な値引きを要求する
ことなく、適正な料金を支払います。

そのためには、会社として適正な利益が
必要です。
そして、そのためには、競合他社と
同じものを、同じやり方で提供して
いてはダメです。

現在は、超競争激化社会です。
会社余り、店余り、もの余りの時代。

顧客から積極的に選ばれるようにしないと
いけません。

同じものを同じやり方で提供していては、
顧客から積極的に選ばれません。
そうすると、料金を下げるしか選ばれる
要素がなくなり、低利益率にあえいで
疲弊していきます。

顧客から料金を叩かれて、
顧客に尽くす気が起き難くなり、
低利益率のため、社員や仕入先にも
適正な料金を支払えなくなります。

これでは、徳の経営を実践することは
できず、会社を長期的に発展させる
ことはできません。

そのため、高収益であるということは、
とても重要なことです。

高収益を創るためには、
他社との違いが必要です。

競合他社と違うものを創ったり、
競合他社と違うやり方で販売したり、
競合他社と違う仕組みを作ったり。

製造業であれば、やはり、
他社と違うものや技術を創り出す
ことが、重要になります。

そのためには、他社と違うものを創る、
と決意することですね。

ただし、どんなに違うものや技術を創っても、
競合他社がすぐにマネできるようであれば、
結局、すぐにマネされて、違うものでは
なくなってきます。

そのため、他社と違うものを創ると同時に、
他社にマネされないようにする、
という意識も重要です。

マネされないようにするために、
決定的に大きく、短期に構築できる策は
ほとんどありません。

参入障壁の小さな断片を、
時間をかけて幾重にも積んでいく
というのが、正しい考え方です。

このように、他社と違うものを創って、
マネされないように保護して、
高収益を実現する。

それによって、顧客に尽くすことができる
だけでなく、社員や仕入先にも
適正な料金を支払うことができ、
国にも適正な税金を支払うこと
により社会に貢献できる。

貴社は、徳の経営の実践のために、
違いを創っていますか?

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●●今週の深海奥義●●

・目指すは徳の経営。
支えるのは違いの力。
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ネオフライトクリエイションズ
宮川 壮輔

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