あなたは、“違い”を強化する組織づくりを
意識して行っていますか?
社長の仕事で重要なものの一つが、
組織づくりです。
そのために最優先して作るべきなのが、
集客・営業・販売の仕組みでした。
それでは、集客系の仕組みがある程度
回るようになってきたら、次のステップは
どんなことでしょうか。
それは、“違い”を強化・実現するための
仕組みづくりです。
ここでいう“違い”というのは、
競合他社との差異であって、
顧客の購入理由となるものですね。
最初に、顧客の購入理由となる
“違い”を決定し、
次に、集客系の仕組みとして、
その“違い”をアピールし、
次に、その“違い”を強化・実現する
ための組織対応を考えます。
例えば、自社の“違い”が、
他社にないA技術だったとすると、
A技術をさらに強化するための、
能力開発の仕組みや、
ノウハウ蓄積の仕組み、
ノウハウ秘匿の仕組み、
工員の技術教育の仕組み、
工員の評価制度、
などです。
これによって、A技術の精度や深度を
さらに向上させていくわけです。
また、例えば、自社の“違い”が
“短納期”だったとすると、
さらに強化するために、
生産管理体制の仕組み、
受注~製造指示までの仕組み、
24時間フル稼働体制の仕組み、
工員の出退勤の仕組み、
工員の評価制度、
などですね。
これによって、さらなる“短納期”を
強化・実現していくわけです。
つまり、このような順番ですね。
(1)顧客の購入理由となる“違い”を決定
(2)“違い”をアピールする仕組み作り
(3)“違い”を強化・実現する仕組み作り
顧客の購入理由というのは、
顧客がなりたい変化であって、
顧客のうれしさ・ハピネスのことです。
つまり、顧客のうれしさから始まって、
そのうれしさを満たすための
自社の“違い”を決定し、
その“違い”を仕組みによって顧客にアピールし、
その“違い”を仕組みによって強化・実現する
ということですね。
重要なのは、顧客のうれしさからスタートし、
そのうれしさを与えるための仕組みを
作るということ。
一貫性ですね。
これによって、顧客が喜んでくれる
製品・サービスを提供する独創資源が
構築されていき、
顧客から選ばれる企業に
なっていきます。
その上で、以下のような仕組みを
考えていきます。
●全体の人事評価制度
●社員の意識統一の仕組み
●採用の仕組み
●新製品開発の仕組み
売上2億円の製造業の組織づくりとしては、
まずは、集客周りを作り、
それを強化する組織を作り、
それから人事評価制度などを作っていけば
売上10億円突破に向けて、
効果的に成長・発展させていくことができます。
続きは、また次回。
あなたは、“違い”を強化する
仕組みを作っていますか?
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●●今週の深海奥義●●
・“違い”を強化する仕組みを
意図的に構築せよ!
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ネオフライトクリエイションズ
宮川 壮輔
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