No.43 これからの中小製造業の経営のやり方とは?

2019.7.2

あなたは、競合他社との“差異”を
意識して作っていますか?

これから日本の人口は激減していきます。
いよいよ、人手不足、24時間営業の限界、
送料等のインフラ料金の増大など、
社会に影響が現れ始めましたね。

日本の人口が減少し始めたのは、
2009年ですから、もう10年も前のお話し。
それからも、人口減少は続いて来たわけで、
そうかといってみんな知らなかったわけではなく、
情報としてはもちろん知っていたわけです。
でも、今までは、現実問題として
経営に降りかかってきたわけではなく、
まさに湯でガエル状態。

それが、ついに、現実問題として、
経営にガツンと影響を与え始めてきた。

今は、すでに、ものあまり、店あまり、
会社あまりの時代。
人は、すでに“もの”で満たされていて、
地方の百貨店は次々に撤退を決め、
事業所数も大幅に減ってきていますね。

さらに、これからも日本の人口は増える気配が
ほとんど無いので、人口は激減していくでしょう。
そうなると、今の問題はまだ序の口であって、
これからも、事態はもっともっと深刻化していく
ことは間違いありません。

そうなると、今までの経営のやり方は
通用するのでしょうか?

いいえ、もはや通用しません。
今までのような、成り行き的な
今をがんばる経営は、通用しなくなります。

それではどうすれば良いのでしょうか?

実は、これからの中小企業は、
単に物量を追いかけるのではなく、
唯一無二の独創経営の道を進み、
高収益企業に変わっていく必要があります。

高収益というのは、
粗利を高く設定できているということ。
なぜ、粗利を高く設定できているかというと、
高く設定しても顧客が購入してくれる
からですね。
なぜ粗利が高くても顧客が購入してくれるか
というと、ここでしか買えないからです。
ここでしか買えないということは、
競合製品に対して、ここにしかない
“差異”があるということ。

つまり、高収益の源泉は、
競合他社との“差異”です。
簡単に言うと、競合製品との“差異”があり、
または、競合サービスとの“差異”があり、
または、競合企業との“差異”があるわけで、
要は、競合企業と違うことをする、ということ。

これからは、“競合企業と違うことをする”
という意識の低い中小企業は、
生き残っていけません。

この製品が売れてるからウチもマネしようとか、
あの競合企業がやってるからウチもやろうとか、
競合の表面的要素を単にパクるという思考は、
これからは捨てるべきです。

まずは、その点を充分認識すべきですね。

あなたは、競合他社と違うことをする、
ということを強く意識していますか?

それでは、また次回。

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●●今週の深海奥義●●

・競合と違うことをするという意識の
低い中小企業は生き残れない!

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ネオフライトクリエイションズ
宮川 壮輔

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