No.5 高収益体制を構築するために製造業社長に必要な意識力とは?

2018.9.25

高収益体制を作っている会社と、
そうでない会社の違いとは、
一体何でしょうか。

原価や経費をしっかりと見える化する
ような利益管理体制でしょうか。
それとも、強固な営業力でしょうか。

いいえ、実は、そのいずれでもありません。
もちろん、利益管理も営業も
重要なことには変わりありません。

しかし、高収益体制を作るには、
その大元となる”違い”が必要です。

”違い”というのは、
同一市場における他社との差異です。

製造業の場合、他社にはない製品や技術ですね。
それだけではありません。
他社にはない短納期対応や接客力などでもOKです。

いずれにしても、同一市場における他社との違いが必要です。

”違い”がないと、同一市場の中から、顧客が自社製品を選び難くなります。
そのため、顧客に選ばれるために、価格を下げることになり、
その結果、低収益体制となって、組織が疲弊することにもなりかねません。

したがって、高収益体制を作るには、まずは、他社との”違い”が必要です。

ただし、”違い”を作るのは、言葉で言うほど簡単ではありません。
そんな”違い”が作れるなら、他社もすぐに作るでしょう。
他社もすぐに作れるなら、他社が追随してしまえば、それは”違い”ではなくなります。

また、仮に”違い”を作ったとしても、
それが、顧客のニーズとズレていれば、
結局は、顧客に選ばれません。

他社が簡単にマネできず、
かつ顧客が強烈に欲する”違い”を作るには、
深い深い思考と、試行錯誤の行動力と、
ある程度の時間が必要です。

仮に、「これだ!」という”違い”が見つかったとしても、
それが正解かどうかは、すぐには分かりません。
”違い”を現実的に創り上げるにも時間がかかります。

そのため、正解のない、曲がりくねった道を、
ゴールの保証がないまま進んで行かなければなりません。

こんな状態で進んで行くには、
社長のエネルギーが必要です。
社長の意識力です。
つまり、他社と同じことはしない、
という社長の確固たる”違い力”が絶対に必要です。

高収益体制を築いている複数の社長とお話ししていると、
彼らの”違い力”は、極めて強いことが分かります。

一方、低収益にあえいでいる社長に聞くと、
彼らの”違い力”は本当に弱いです。

”違い力”が、
”知財力”となり、
それが
”理財力”へと繋がります。

そのため、”理財力”を有する
高収益体制を作るには、
”知財力”が必要であり、
そのためには、会社としての”違い”
が必要であり、
そのためには、社長の意識としての
”違い力”が必要ということです。

あなたは、
”違い力”に徹底的に
こだわっていますか?

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●●今週の深海奥義●●

・競合との「違い」が
「知財」となり
それが「理財」となる!

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ネオフライトクリエイションズ
宮川 壮輔

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