No.65 これからの中小製造業の社長に必要な知覚の言葉とは?

2019.12.3

あなたは、強い言葉を使ってますか?

今後の中小製造業には、
知覚化する技術を向上させることが
とても重要になってきます。

普通では見えそうにないものを
見えるようにする技術、
普通では聞こえそうにないものを
見えるようにする技術ですね。

このような見えるようにする技術として
最も重要なのは、文字化する技術です。
文字にする、文章にするということ。
これが基本中の基本であって、
最も重要です。

知覚化することが重要な場面としては、
やはり顧客へのアピールの場面ですよね。
特に、潜在的な新規顧客に
アピールするときに、
伝えるべき情報を文章で伝える、
ということは非常に多いですね。

特にホームページは最たるものです。
ホームページの場合、知覚化のための
手段として、写真も非常に重要です。

しかし、やっぱり基本は文章ですよね。
文章によるアピールが弱ければ、
写真だけでは難しいでしょう。

ただし、文章といっても、
単に書けば良いってもんじゃない。
潜在顧客の心を動かすものでなきゃ
あまりアピールになりません。

文章には、
・正確な表現
・感情的な表現
があります。

アピールするのに重要なのは、
感情的な表現です。
人を動かす感情的な表現ですね。

なお、ここで言ってるのは、
あくまでも表現技術であって、
書くべき中味の問題ではありません。

書くべき中味というのは、
それはそれで作ることは重要ですよね。
いわゆるコンセプトです。
コンセプトを作るということではなく、
コンセプトは既に決まっていて、
書くべき中味も一つ決まっている状態で、
その上で、どうやって、
人を動かす感情的な表現をするか、
という問題です。

人を動かす感情的な表現というのは、
これが意外と難しいです。
訓練しないとなかなかできません。

例えば、中小製造業の社長の中には、
強みとか、他社との違いなんて
ほとんどないよ、というケースもあります。
特に、請負加工業などのような
競争過多の業界には多いですね。
他社と同じようにいろんな加工を
やっていて、どれか一つの技術が
他社にマネできないレベルという
程ではない。
そういう場合、たいてい、
○○の加工ならなんでもできます、
みたいな文章になる。

他社のホームページを見ると、
他社も同じような文章が書いてある。

これでは、顧客は選べないですね。

同じようなことをやっていても、
他社とは違う言葉を使いましょう。
その中でも、“強い言葉”を使いたい。

あまり強すぎても、うさん臭くなり、
あまり弱すぎても、心を動かせない。
この微妙なさじ加減が必要なんですね。

例えば、
○○の加工ならなんでもできます、
という表現を、
もう少し強い言葉に変えてみる。

「3代受け継がれる○○加工の技の血統」
とか、
「○○加工道50年、一筋の極みの世界」
とかね。

同じようなことをやっていても、
強い言葉で表現してみましょう。

あなたは、強い言葉を使ってますか?

続きは、また次回。

━━━━━━━━━━━━━━━
●●今週の深海奥義●●

・強い言葉を使おう!

━━━━━━━━━━━━━━━

ネオフライトクリエイションズ
宮川壮輔

深海の技術経営無料メールレター登録

これからの製造業社長には深い思考が必要です。
経営やマーケティングに役立つノウハウを毎週火曜日にお送りします。
ぜひ、ご登録下さい。

*
*
メールアドレス*