あなたは、主張と根拠を発信し続けて
いますか?
以前から繰り返し申し上げていますが、
これからの中小製造業には、
知覚化する技術が重要になってきます。
知覚化の最もポピュラーな媒体としては、
ホームページがありますね。
ホームページにおける知覚化の技術は、
これからますます重要になっていきます。
ホームページの知覚化の技術において、
最も重要なのは、文章力です。
もちろん、その文章で主張する大元となる
コンセプトが磨き上がっていなければ
なりません。
その上で、そのコンセプトを主張するための
文章力です。
ホームページにおいて重要なのは、
主張と根拠です。
主張としては、競合他社と異なるもので
ないとイケません。
ただし、請負加工業のように、
競合他社との差異をなかなか主張しにくい
場合には、例え同じような内容で
あったとしても、言葉を変えるべきです。
競合他社の使っていない、強い言葉を使って
主張する方が良いですね。
ただし、チープな強い言葉を使うと、
うさん臭くなるので、ちょっと注意が必要。
この辺は、文章力が問われるところです。
さらに、主張だけで終わってしまうと、
潜在顧客としては、この情報過多の時代に
本当に信じて良いか分からないですよね。
なので、潜在顧客に安心してもらうためにも、
その主張となる根拠が必要です。
根拠としては、実績と理由が欲しいですね。
その主張を裏付ける実績はどんなものが
ありますか?
例えば、高精度と主張するからには、
どんな高精度の実績があるのでしょうか?
請け負った加工のスペックを
どんどん公開していきましょう。
公開可能な範囲で
薄さは何ミクロンで、径は何ミリなのか、
具体的な数値で示しましょう。
1回公開したら終わりではありません。
それをどんどん継続して公開し続けましょう。
それらの蓄積された公開情報は、
時間を経るにしたがって、
とても大切な資産となっていきます。
さらに、理由もあると良いですね。
なぜ、その高精度なスペックを
実現できるのですか?
職人の技があるからですかね。
それなら、なぜ職人が高精度な技を
身に付けてるんでしょうか。
その加工一筋100年やってノウハウを
蓄積しているからでしょうか。
それとも、教育システムが整っているから
ですか。
表彰制度などを設けて、
職人のモチベーションを刺激している
からでしょうか。
これらの仕組みや取り組みなどを
理由として発信し続けましょう。
この辺も文章力が必要ですね。
まとめると、次のようになりますね。
・主張する
→例えば、高精度です。
・実績を公開する
→例えば、請け負った具体的スペック。
・理由を公開する。
→例えば、組織づくり。
このように発信していくと、
説得力が増しますよね。
文章力を磨いて、
主張と実績と理由を発信し続けましょう。
あなたは、主張と根拠を発信し続けて
いますか?
続きは、また次回。
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●●今週の深海奥義●●
・主張と根拠を発信し続けよう!
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ネオフライトクリエイションズ
宮川 壮輔
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