No.71 中小製造業の社長が顧客との定期接触を続けるには?

2020.1.28

あなたは、顧客との接触を
定期的に継続的に行っていますか?

売上を上げていくためには、
顧客と接触することが重要ですね。

営業マンがいるなら、
重要顧客に対しては、
定期的に訪問しているでしょう。

営業マンがいない場合でも、
納品のときなどに
顧客とお話ししているでしょう。

しかし、接触といっても、
直接会うだけではありません。
間接的にコミュニケーションするのでも
OKです。

電話するのでも良いですね。
ニュースレターやメルマガでも
立派なコミュニケーションです。

直接お会いする接触というのは、
時間的に限界があります。
ですので、間接的な接触を
もっと活用すべきです。

ニュースレターやメルマガが良いですね。

今どき、ニュースレターもメルマガも
知らない社長はいません。
それでは、やっている会社はありますか?
となると、かなりの少数派です。

ここでは、知っているか否かを問うている
のではありません。
やっているか否かです。

間接的な接触で重要なのは、
定期性と継続性です。
定期的に継続してやっているかどうかですね。

ニュースレターやメルマガも、
やったことはあるが、辞めてしまった、
という社長もいるかもしれません。

要するに、続かない。
それに対して、継続してやっている
会社もあります。

何が違うんでしょうか?

定期接触が続かない理由は
主として次のとおりでしょう。

・効果が実感できない
・強制されていない

定期接触は、やれば直ちに売上が
上がるものではありません。
しかも、売上との因果関係も
見えにくいです。

ですので、
“何のためにやってるのか?”
とか、
“これって意味あるの?”
と言い訳的なことを探して、
モチベーションも下がり、
1回辞めてみて、
そうすると、もう続かない。

また、強制されている訳でも
ないので、ますます辞めたくなります。

逆にいえば、
・効果が実感できて、
・強制されていれば、
続けやすい、ということになりますね。

まずは、効果の実感です。
これに関しては、すぐに効果を実感する、
というのは、難しいでしょう。

まずは、すぐには答えは出ない、
ということはもう一度認識しましょう。
中長期的な施策です。
そして、ニュースレターやメルマガによる
顧客からの反響を、
見える化すべきです。
メールや電話などの声を、
プリントして壁に貼りましょう。

いろんなポジティブなコメントが
目に見えるようになってきます。
そうすると、ニュースレター等に対する
社内の意識がポジティブに変わってきます。

そして、売上が立ったときに、
なるべく購入経路を聞きましょう。
“ニュースレター等を見たから”
という直接的な答えはあまりないでしょうが、
それでもニュースレター等が間接的な
選択理由になっていることが、
次第に見えてくると思います。

さらに、ニュースレター等の作成の担当者を
選んで、担当者に作成してもった方が
良いです。
もちろん、必要な箇所は社長が原稿を
書くとしても、作成・発送等は、
担当者に任せましょう。
そして、担当者に対して作成を
義務化してください。
ボーナスの額に反映させても良いでしょう。

効果はすぐには実感できませんが、
何となく、顧客からポジティブな反応があり、
社内がポジティブになり、
担当者の義務とすれば、
継続はしやすくなります。

顧客に対する定期接触は、
絶対やるべきですし、
継続すべきです。

あなたは、顧客との接触を
定期的に継続的に行っていますか?

続きは、また次回。

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●●今週の深海奥義●●

・顧客との定期接触を
見える化し義務化しよう!

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ネオフライトクリエイションズ
宮川 壮輔

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