No.85 中小製造業の社長が新型コロナウイルスの後に行う営業のやり方とは?

2020.5.5

あなたは、訪問型の対面営業が
無くなるものとして世界を描いてますか?

新型コロナウイルスの影響で、
営業はどう変わるのでしょうか?

もちろん、現在、影響下のど真ん中に
いるわけで、先のことはどうなるかは
完全には分かりません。

しかし、あえて考えてみましょう。

考えるときのコツの1つは、
極端に考えることですね。

これからの営業で、最も影響がある
ものの1つとしては、訪問型の対面営業
があるでしょうね。

緊急事態宣言下の今、
リアルに人に会うということが、
自粛ムードにあります。

そのため、オンラインによるミーティングが
急増していて、オンラインでも
意外とできるということが
もの凄い加速度で、
認識され始めています。

でも、だからと言って、
訪問型の対面営業が無くなるかといったら、
絶対になくなりません。

訪問型の対面営業が必要な業界では、
いずれ訪問型に戻るでしょう。

しかし、訪問型が無くなることは無い、
と考えてしまうと、そこから先の思考が
深まりません。
いずれ戻るのを待つだけ、
ということになってしまいます。

ここは、あえて極端に考えた方が良いですね。

そう、訪問型の対面営業が無くなる、
という前提で考えた方が良いです。

訪問型が無くなるとすると、
電話、メール、オンラインによる営業が
増えていきますよね。
特に、オンラインによる対面営業は、
必須となりますね。

今まで、オンラインとは無縁の業界で、
オンラインなんて絶対ムリ、
と考えていたら、その先はありません。

例えば、苦境に立たされているエンタメ業界。
2018年の大ヒット作「カメラを止めるな」の
上田監督は、短編映画を完全リモートで
製作し、YouTubeで公開する企画を
始めました。

芝居のリハーサルなども動画でやりとり
するそうです。
映画を完全リモートで作るというのは、
なかなかおもしろい試みですよね。
やる、と決めなければ、できません。

もっと近い業界でいうと、
中小製造業でも、感度の良い企業は、
オンライン経由の営業へのシフトに
取り組んでいます。

SkypeやZOOMなどによるWEB会議は
もちろんのこと、
実際に会って話しができない不利を
補うため、ビデオ動画を作成したり、
バーチャル展示会など実施したりする
そうです。

WEB会議で、
製造現場での加工の様子を見せたり、
設計、技術の担当も説明に加わったり
工場の様子を見せて視察提案したり、
製造の様子をリアルタイムで知らせたり
するというのは、
創造の可能性が広がりますね。

繰り返しになりますが、
訪問型の対面営業が無くなることは
ありません。

でも、ここで、訪問型が無くなるものとして、
真剣に深く思考して実践することにより、
訪問型の対面営業と、
オンラインでのWEB会議を組み合わせて、
顧客にとって喜ばれる異次元のサービスを
創造・提供できる力になり得ます。

あなたは、極端に振った先の世界を
描いていますか?

続きは、また次回。

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●●今週の深海奥義●●

・訪問型の営業が無くなる
ものとして実践せよ!

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