中小製造業の社長が売上アップのために社員に効果的に動いてもらうには?

2023.4.25

代表経営コンサルタント 宮川 壮輔

“社員の意識が上がらないんだよな”

“社員がなかなか自主的に動いてくれないんだけどどうすれば良い?”

今回は、そんな中小製造業の社長の
ためのお話しです。

社長が、どんなに売上を増やしたくても、
生産性を上げたくても、
最終的に現場で動くのは社員ですね。

なので、社員に効果的に動いて
もらわなければ、充分な成果は
出ませんよね。

でも、経営者である社長が
見ている景色と、
社員として見ている景色とでは、
当然、次元が違います。

社員を養っていくために、
会社を成長発展させるために、
売上や利益を上げていかなければ
ならないという危機意識が
社員に不足しているのは当然です。
社員は、社長になったことは
ないですからね。

それなのに、社員に対して、
“危機感を持て”とか、
“自主的に動け”などと
言って動かすのは、無理な話。

では、どうすれば良いでしょうか?

私が今まで社員面談してきて
社員からよく聞く言葉は
こんな感じです。

“会社の方向性がよく分からない”
“社長がどうしたいかよく分からない”


社長や会社がどうしようとしているのか
よく分からなくて、
社員が少なからず不安を感じている、
といった状況。

これ、本当に多いです。

このような状況では、
社員も自信を持って
安心して働けません。

では、どうしてこのような状況に
なっているのでしょうか?

原因は2つです。

・社長が会社の未来像を明確にしていない
・社長が会社の未来像を社員に繰り返し伝えていない


まず、社長が会社の未来像を
明確にしていないケースです。
あなたは、会社の未来像を明確に
していますか?

会社の未来像は、
現状の延長線上にないレベルにする
ことが重要です。

ですので、イメージ画像としては、
ある程度ボンヤリしていても
良いのですが、
そのイメージを言語化して
みてください。
具体的な表現でなくても良いので、
抽象度の高い言葉で
言語化してください。

また、会社の未来像を社員に
繰り返し伝えていない、
というケースも多いですね。

社長は、伝える必要がないと
思っているというケースより、
伝えていると思っているケースの方が
圧倒的に多い。
でも、社員には伝わっていない。

そんな状況です。

社長は、社員には繰り返し繰り返し
伝えないと、なかなか伝わらないと
認識すべきですね。

社員に、“また始まった”とか
“またいつもの話しね”などと
思われるくらいが良いですね。

回数で言うと、
数十回では聞きません。
数百回レベルで、
オフィシャルの場や、
アンオフィシャルの場で
繰り返し繰り返し伝えてください。

こうして会社の未来像を
社員が認識できるようにすることが
社員に効果的に動いてもらう上で
非常に重要です。

一朝一夕にはいきませんので、
中期的スパンで実施してください。

あなたは、会社の未来像を
明確にして社員に繰り返し
伝えていますか?

続きはまた次回。

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●●今週の深海奥義●●

・リピート未来像!

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