売上2~3億円の中小製造業の社長に必要な思考法とは?

2024.7.9

“これからも会社を継続させたい”

“これから会社をもっと発展させたい”


今回は、そんな中小製造業の社長のための
お話しです。

中小製造業の社長の仕事は、
主として以下の2つです。

・プレイヤーの仕事
・社長としての仕事

これら2つのそれぞれによって、
主たる思考法が違います。

プレイヤーの仕事というのは、
現場仕事ですね。
このとき重要なのは、
走りながら考える思考です。

瞬間的にアイデアを出して、
決断するというもの。
スピード重視の考え方ですね。

味方を変えると、
短期視点での思考です。

中小製造業の場合、
社長の仕事の多くは、
プレイヤーとしての仕事でしょうから、
走りながら考える思考は重要ですね。

もちろん、社長として起業するような
パワーのある社長は、
このような走りながら考える思考は、
得意である人が多いですね。


それに対して、
社長としての仕事です。
社長としての仕事というのは、
プレイヤーとしての仕事を除いて、
純粋に社長だけが行うべき仕事です。

社長としての仕事には、
主として以下の2つがあります。

・戦略作り
・組織運営

この中で、戦略作りには、
走りながら考える思考は、
効果的ではありません。

戦略作りというのは、
どのような土俵でどのように戦っていくか、
を長期視点で考えるものです。

そのためには、
直ぐに考えて直ぐに結論を出す
というような思考では、
表層の結果しか出せません。

では、どのような思考が必要なのか?

それは、立ち止まって深く考える思考です。
瞬時のアイデア出しや決断は必要ありません。
それよりも、一つのテーマに対して、
立ち止まってじっくりと深掘りすることが重要です。

なぜ、このような深掘り思考が必要なのか?

それは、価値を創造するためです。

今は、これだけ情報が溢れかえっていますし、
高い情報処理スピードが求められていますが、
ゼロイチの価値を創るには、
思考の深さが必要です。

つまり、表層の思考は、
誰かしら考えているレベルですので、
相対的に価値の高いものは
産み出しにくいです。

そこを立ち止まって、
一つのテーマに対して深く深く潜っていくと、
少しずつ周りにいる人が少なくなっていきます。
それをさらに深く深く潜っていくと、
いつの間にか周りに人がいなくなっています。

実は、価値あるものは、
その最深レベル付近でこそ産まれます。

そして、その価値のタネを磨いて
さらに高い価値に昇華させていきます。

これからの時代は、
競合と同じ事をしていては
勝ち残れなくなります。

走りながら考えてプレイヤーとして
現場仕事をこなしながら、
立ち止まって深く考えて、
成長の源泉となる価値を
創造していってください。


 あなたは、走りながらの思考と立ち止まっての思考を使い分けていますか?


それでは、また次回。

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●●今週の深海奥義●●

・2種類の思考を使い分ける!

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代表経営コンサルタント 宮川 壮輔

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