売上2~3億円の中小製造業が新規事業のアイデアを創造するには?

2024.7.23

“ウチも新たな利益の柱が欲しい”

“このままいっても市場は縮小していくだけ”

今回は、そんな中小製造業の社長のための
お話しです。


令和の時代は、
今までの日本人が経験したことのない
人口減少社会です。

今までなら、競合と同じ事をしていても、
ともに成長できました。
しかし、これからは、
競合と同じ事をしていては、
縮小していくことになります。
競合と同じ事をするということは、
顧客の購買決定の主たる理由が、
“価格”ということになりますね。

“価格”で競争するとなると、
低利益率となって、
会社は疲弊していきます。

これからは、競合との“違い”を
自ら創造する、という意識や仕組みが
勝ち残りのキモになっていきます。

では、どうすれば、競合との“違い”を
創造することができるのか?

はい、以下の要素を進めてください。

(1)社長の本気のゴールを作る
(2)会社の本気のゴールを作る
(3)アウトプットする機会を作る


まずは、(1)社長の本気のゴールを作るについて。
競合との“違い”を創造するということは、
生やさしいことではありません。
誰もやっていないことを、
答えがあるかどうか分からないことを、
自らが道を創って進んでいく必要があります。
ときには、競合からの嘲笑もあるでしょうし、
恨み辛みもあるかもしれません。
さらには、現状のやり方が正しいか分からずに、
成果が出ずに、
不安や恐怖を感じることもあるでしょう。

そんなときに、それらネガティブ要素を
はね除けるには、
“本当に、絶対に、これを達成したい”
という社長の“本気の思い”が
非常に重要になってきます。

ですので、まずは、
社長が本気で到達したいという
個人のゴールを設定してください。


次いで、(2)会社の本気のゴールを作るについて。
社長個人の本気のゴールが決まったら、
それに紐付けて、
会社の本気のゴールを設定してください。

“会社としてここに向かっていく”
という本気のゴールですね。
競合との“違い”を創造して、
事業として成功させるためには、
社長と会社組織のマインドを強化する、
ということが何よりも重要になってきます。


さらに、(3)アウトプットする機会を作るについて。
マインドを強化することと並行して、
アウトプットする機会を
仕組みとして組み込んでください。

アイデアを創造するということは、
ある程度、思考の慣れが必要です。
アウトプット思考ですね。

市場、社会、顧客、新商品などを見て、
なぜそれが売れているのか、
どういう真のニーズがあるのか、
その真のニーズに対して
自社製品やサービスとして
何が提供できるのか、
などについて、
自分の頭で能動的に考えることが
必要です。

そのためには、アイデア創造会議などを
継続的に運営することが重要です。
でも、これには即効性がないので、
長続きしにくいのが難点ですね。
何のためにやっているのか
という目的を明確にして、
人事評価制度と結び付けて、
楽しみながら進めていくことが
継続のカギとなります。

まずは、1年間、
競合との“違い”を作る
高付加価値化プロジェクトを
起ち上げ、運営してみてください。


あなたは、マインドを強化してアウトプット思考を仕組み化していますか?


それでは、また次回。

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●●今週の深海奥義●●

・マインド強化とアウトプット思考!

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代表経営コンサルタント 宮川 壮輔

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