中小製造業の社長が組織作りを進めていくには?

2024.8.27

“今まで組織作りをまったくしてこなかった”

“これからは、社内の組織を作っていきたい”

今回は、そんな中小製造業の社長のための
お話しです。

これからの令和の時代は、
人手不足や転職率の高さなど、
人に関する問題が大きくなっていきます。

社長としては、
社員に対する係わり方を
変えていく必要がありますね。

今までのように、
“部下を育てろ”
と役職者に言うだけでは、
組織力はなかなか向上しません。

でも、だからと言って、
すぐに組織改革や組織作りに
着手するというのも、
なかなか難しいこともあるでしょう。
どういうマインドでどんな風に
進めていけば良いのか
よく分からないですからね。

そんなときは、どうすればいいか?

それは、社長自身の意識作りから
始めることです。

社員に発信したり、指示したりといった、
外部に表明するとなると、
社長自身の考え方などを
明確にする必要があります。

でも、将来のことについて、
まだ明確には決まっていない
というような場合、
社員に分かるように伝えることは
そう簡単ではありません。

そうすると、いつまで経っても
動けずにズルズルと時間が過ぎてしまいます。

ですので、まずは最初のステップとして、
社長自身が考え方を明確にする、
ということから始めましょう。

このステップは、
あくまでも社長個人の頭の中で
考えることですので、
どんな発想でも自由です。
社員に伝える、ということは
一旦おいといて、自由に考えましょう。

ああでもない、こうでもない、
とグルグル廻らせてもOK。
楽しみながら自由に考える方が、
先に進みます。

このステップで考えるべきことは、
例えば、以下のとおりです。

・社長自身が本当にやりたいことは何?
・事業を始めた理由は何?
・社長自身が大切にしていることは何?
・会社が到達したいゴールは何?
・10年後の会社の到達したい姿は?
・会社の特徴は何?

これらを思い巡らして、
文字化してみてください。
ちゃんと言葉で書き出してみることは
思考を明確にする上で
とても重要です。

最初は、すんなりと出てこないことも
あるでしょう。
でも、すんなり出てこなくても、
どんなに簡単な表現であっても
文字化してください。

誰に見せるわけではないので、
自由に書き出してみましょう。

上記の考えは、そもそもそんなに
すぐに決まるものではありません。
思考を整理して、
本当にやりたいことに意識を向けた状態で、
ある程度時間をかけて熟成されるものです。

しかし、意識していないと、
思考がボンヤリとしたまま
顕在意識として磨かれていきません。

そもそも時間がかかるものだ、
と割り切って、楽しみながら
取り組んでください。

なかなか一人ではできないというときは、
コンサルやコーチなど、
サポート役を付けると良いですよ。


あなたは、考えを文字化して顕在意識に上げていますか?


それでは、また次回。

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●●今週の深海奥義●●

・考えを顕在意識に上げよう!

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代表経営コンサルタント 宮川 壮輔

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