No.111 中小製造業の社長が効果的な経営計画書を作るには?

2020.11.3

あなたは、激変社会の
経営計画を最速で作っていますか?

中小製造業にとって、
これから環境が大きく変化しますね。
もともと人口減による市場縮小の
流れがあって、
コロナによる需要消失が
さらに拍車をかける事態。
まさに激変社会です。

こんな激変社会にこそ、
経営計画を作ってみては
いかがでしょうか。

経営計画ってそもそも必要でしょうかね?
否定派としては、こんな意見。
“作ってもどうせ計画通りにいかないし”

賛成派としては、こんな意見。
“先を見ながら運営していかないと
うまくいかないし“

どちらが正しいのでしょうかね?

実はどちらも正しいです。

会社の状態によって、
要・不要は、変わるんですね。

例えば、市場創造型のスタートアップ
企業の場合、先は目まぐるしく
変わっていくでしょう。
そうすると、経営計画を作っても、
どうせ計画通りには進みません。

経営計画を作るには、
それなりに時間とエネルギーが必要です。
上記のようなスタートアップ企業の場合、
経営計画を作るより、
製品・サービスの改善を進めていく方が
優先順位は上です。

一方、既存市場で競合他社と
競争しながらビジネスをしている
ような会社、特に中小製造業は、
経営計画を作った方が良いです。

確かに、計画通りにいかないことも
あり得ます。
しかし、今は激変社会です。
まずは、減収増益の仕組みを
いち早く作るべきです。

そのためには、さらなる経費削減の
体制を作らなければなりません。
いつまでにどれくらい削減するのかは、
経営数字を見ながら決める必要が
あります。

ただし、数字だけでは人は動きません。
しっかりと人が動けるような
“人の行動の計画”も作る必要があります。

今まで、経営コンサルタントとして、
数十社の経営計画の作成を
サポートしてきました。

今のような先の見えない
激変社会にこそ、
経営計画を作るべきだと
痛感しています。

そして、激変社会である今は、
とにかく早く作った方が良いです。
遅れれば遅れるほど、
初動の動きが遅くなります。

ですので、計画作成に不慣れな場合、
コンサルタントにサポートしてもらうのも
今は重要な選択肢としておくべきですね。
繰り返しますが、とにかく
早く作った方が良いです。

今までいろいろ経営計画の策定を
サポートしてきましたが、
早く作って現場で早く動いた方が
結果が出やすいです。

最初は、“経営計画を作ろう”という
熱量が多いのですが、
計画策定に6ヶ月以上かけると、
最初の熱量が冷めてしまって
なかなか動かなくなってしまいます。

それよりも、熱いうちに、
3ヶ月以内に作ってしまって、
熱いまま、とにかく現場で動かす方が、
動きやすいんですね。

ですので、激変社会の経営計画を
すぐに作った方が良いですよ。

あなたは、激変社会の
経営計画を最速で作っていますか?

それでは、続きはまた次回。

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●●今週の深海奥義●●

・激変社会の経営計画を
 最速で作成せよ!

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