あなたは、計数思考力を
磨くことを決意しましたか?
人口減による市場縮小や、
コロナによる需要消失など、
これからの中小製造業には、
非常に厳しい状況が続くでしょう。
だからこそ、しっかりと計画を立てて、
経営の舵取りをしていきたい。
計画を立てるとき、
経営計画や営業計画などのように、
数字を使って表していきますよね。
これからの中小製造業の社長や社員に
最も必要な能力の1つとして、
計数思考力があります。
計数思考力なんていうと、
“数字は苦手だから”
という声が聞こえてきそうです。
でも、今までたくさんの会社を
見てきた中で言えることですが、
赤字が続いている会社の社長は、
九分九厘、計数思考力が
弱いです。
これから経営環境が間違いなく
厳しくなっていく中で、
中小製造業の社長にとっては、
“数字は苦手だから”
では済まされなくなっていきます。
ここからは、覚悟して計数思考力を
磨いていくべきです。
私は、赤字が続く会社の改善サポートを
社長から依頼されると、
経営層の計数思考力を
鍛えていきます。
では、計数思考力とは何でしょうか?
数字を計って、抽象と現実を
アップダウンさせる能力です。
これだけでは分かりませんね。
まず、抽象というのは、
数字の世界です。
売上、原価、利益などの
経営数字であり、
客数、客単価、リピート率などの
現場数字の世界ですね。
なにも、いきなり損益計算書や
貸借対照表を細かく理解せよ
と言ってる訳ではありません。
概略でも良いので、収支の構造を
見える化しましょう。
経営や現場で起きている現実を
数字という抽象で表して
認識することがまずは重要です。
このような数字に対して、
現実も重要ですよね。
現実というのは、
現場で起きる行動です。
現場では、日々の人間関係、
タスク、事務処理、管理など、
さまざまな行動がありますよね。
どんなに数字を把握しても、
数字と行動とが連動しないと、
効果的に結果が出せません。
抽象度の高い数字の世界から
現実の行動の世界を考え、
現実の行動の世界から、
抽象度の高い数字の世界を
考える訳です。
例えば、
売上という数字を上げるために、
訪問数を増やすという現実の
行動をとったり、
パートのシフト管理を行うという
現実の行動をとることにより、
労務費という数字を減らして
いったり、する訳です。
つまり、数字を計って抽象と現実を
アップダウンさせることであって、
これが、計数思考力です。
これからの中小製造業の社長は、
計数思考力を磨く、ということを
最優先課題の1つとしていきましょう。
それでは、計数思考力を
どのように磨いていけば良いのでしょうか?
続きはまた次回。
あなたは、計数思考力を
磨くことを決意しましたか?
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●●今週の深海奥義●●
・計数思考力を磨くことを
決意せよ!
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これからの製造業社長には深い思考が必要です。
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