代表経営コンサルタント　宮川　壮輔

“これから売上を上げていきたいんだけど気を付けることって何かな？”

“売上を10億円に上げていくにはどうすれば良いんだろう？”

今回は、そんな中小製造業の社長の
ためのお話しです。

現在、年商1～3億円くらいの中小製造業が
年商10億円を達成するには、
注意すべきことがたくさんあります。
特に、以下の5点について注意しておきたい。

(1)社長の未来像を明確にする
(2)人材を育てる
(3)売上の仕組みを作る
(4)経理の仕組みを作る
(5)経営会議の仕組みを作る

まずは、(1)社長の未来像を明確にする
について。
社長の最終のゴールは、
売上10億円を上げることですか？
いいえ、そうではないはずです。
売上10億円を上げたその先に、
何をしたいですか？
どうなっていたいですか？
この未来像が明確になっていないと、
売上10億円を上げてさらに成長させて
いくことは難しいです。
社長が未来像に向かって人生を賭けて
進んでいけるように、
まずは未来像を決め、その未来像の
臨場感を高めていく努力を
継続してください。

次に、(2)人材を育てるについて。
売上10億円を上げたその先の成長を
目指すのであれば、人材育成は
非常に重要です。
そして、人材育成のためには、
社長の未来像が大きく係わってきます。
社長が未来像を明確にして
その未来像に向かって真剣に進んでいる
ことが、社員を動かす土壌になります。
つまり、社長の未来像のうち
会社の未来像を言語化して
社員に繰り返し伝えることが
人材育成の上では非常に重要に
なってきます。
そして、社員の未来像が
会社の未来像と少しでも重なるように
サポートする仕組みを作ってください。
そうすれば、社員は自ら育っていきます。

次に、(3)売上の仕組みを作るについて。
これは当然と言えば当然ですが、
重要なのは、“仕組みを作る”という点です。
特に今はWEBを活用しない手はありません。
WEBマーケティングによって、
効率的に売上を上げる仕組みを
作っていってください。

それから、(4)経理の仕組みを作るについて。
急成長して売上10億円を達成した会社が
特に気を付けるべきことは、人材とおカネです。
おカネに関して言うと、
会社の成長に応じて運転資金が増加します。
したがって、必要な資金を確保できないと、
事業の継続すら危うくなってしまいます。
そのためには、経理の仕組みを整えて、
月次決算の体制を作りましょう。
そして、資金繰り予定表を作成して
毎月チェックするようにしてください。

最後に(5)経営会議の仕組みを作るについて。
経営会議を定期的に開きましょう。
月1回でOKです。
そして、売上、経費、利益の状況を
しっかりと継続的に確認してください。
さらに、資金繰り予定についても
継続的に確認しましょう。
その上で、人材や生産などの
その他の課題について改善状況を
確認するようにしてください。

以上が、売上10億円企業になるために
特に注意すべき5点です。
重要なのは、10億のその先を
しっかり捉えてさらに成長発展させる、
という社長の意識です。
それが会社での強い土壌となって、
会社の屋台骨を支えていきます。

あなたは、未来像を明確にしていますか？

続きはまた次回。

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●●今週の深海奥義●●

・社長の未来像を明確に！

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