“もっと利益率を上げていかないと”
“高付加価値の企業にしていきたい”
今回は、そんな中小製造業の社長のための
お話しです。
前回、高収益な企業になるには、
社長の異端マインドを育てることが重要、
というお話をしました。
売上2~3億円の中小製造業が利益率の高い製品を作るために重要なことは?
では、社長の異端マインドが
レベルアップすれば、
すぐに高収益企業に
生まれ変われるでしょうか?
もちろん、
“NO”
ですね。
会社は、社長1人で進んでいる
わけではありません。
組織で進んでいるわけです。
ですので、社長の異端マインドを
強化した後に必要なことは、
組織の“創造マインド”を強化する
ことです。
では、どうすれば、
組織の“創造マインド”を強化する
ことができるのか?
まずは、「社長自らが」、
組織の“創造マインド”を強化する
ための仕組みを作るということを
決意することです。
中小製造業の社長は、
プレイヤーとしての仕事はスーパーマン
であっても、
仕組みを作ることが苦手な人が多いです。
でも、社長の仕事で重要なことの一つは、
“組織を作って運営すること”
です。
令和の経営として、
“組織作り&運営”がキモになっていき、
ここに向き合う覚悟を持たない社長は、
衰退が始まっていく、
と強く認識してください。
では、社長が組織作りを決意したら、
どうやって組織の“創造マインド”を
強化するのか?
社長の“異端マインド”に基づく、
“本気の理念”と
“具体目標”を作って、
社内に宣言してください。
“本気の理念”というのは、
社長が心から到達したい
会社のゴールです。
“具体目標”というのは、
“本気の理念”への
到達ルートを示すための海図です。
これから組織を作っていくということは、
“組織文化”を作っていくということであって、
“組織文化”を作るためには、
会社という乗組員全員が共有する
目的地のイメージが重要です。
目的地のイメージが、
“本気の理念”ですね。
そして、そこに至るロードマップが
“具体目標”です。
もちろん、これらを作るだけでは、
“組織文化”は作れません。
では、どうやって作っていくのか?
それは、“本気の理念”と
“具体目標”を社員に浸透させる
ための施策を創造して実行することです。
実は、理念とか目標などは、
“ウチも作ってるよ”
という社長も多いはずですよね。
でも、実際にそれらを社員に
浸透させる施策を日々行っている、
という社長は非常に少ないはずです。
なぜ、少ないかというと、
浸透施策を行っても、
(1)効果が見えにくく、
(2)効果に時間がかかり、
(3)効果の出る施策が事前には分からない
ために、
浸透施策を実行する価値が分からず、
継続して実施することが難しいからです。
特に、(3)のように、
効果の出る施策は会社によっても
違いますし、事前に正解が分からない、
というのが大きいですね。
ということは、
まずは浸透施策の“仮説”を作って、
その“仮説”を実行してみて、
ちょっと違うなと思ったら、
改善してまた実行してみて、
の繰り返しによって
“最適解”を根気よく作り上げていく、
ということが必要になってきます。
このような“最適解”を
根気よく作り上げていく仕組みを作る、
ということが非常に重要です。
上手くいかないこともあるでしょうし、
失敗することもあるでしょう。
しかし、社長の“異端マインド”が
強化されていれば、
不屈の精神によって、
高収益となるための
組織の“創造マインド”も
育っていきます。
あなたは、組織の“創造マインド”を育てていますか?
それでは、また次回。
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●●今週の深海奥義●●
・組織の“創造マインド”を育てろ!
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代表経営コンサルタント 宮川 壮輔
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