No.148:高収益10億円企業になるための補助金の活用法とは?

2021.8.3

あなたは、投資とリターンの
意識を上げるために、
補助金をうまく活用していますか?

中小製造業が、
高収益10億円企業になるためには、
補助金を上手く活用することも
検討しておいた方が良いですね。

今、事業再構築補助金の3回目の
公募が始まっています。
事業再構築補助金の申請のためには、
事業計画書が必要です。

弊社でも、事業計画書作りを
サポートさせて頂きましたが、
この事業計画書に記載する
ポイントとして重要なのは、
以下の3点に集約されます。

(1)創ること
(2)売ること
(3)管理すること


これら3点は、実は、中小製造業が、
高収益10億円企業になるための
ポイントと同じです。


まずは、(1)創ること。

どのような新製品なのか、
ニーズはあるのか、
ということですね。

ここでは、特に、新製品のコンセプトを
明確にすべきです。
もっと端的に言うと、
競合との違いを明確にして
磨きをかけることですね。

特に、補助金の申請には、
コンセプトにエッジを立てる方が
採択率は上がります。

そのためには、競合の製品を
調べる必要がありますね。
競合の製品を一覧にした上で、
自社の新製品から、
競合の特徴と同じところを
引き切った上で残ったタネを
広げていくことが重要です。

強烈なコンセプトに仕上げてください。

そして、その新製品に
ニーズがあるかを調べましょう。

これは、潜在顧客にヒアリングするのが
一番です。
サンプル数は多ければ多いほど
良いのですが、ひとまず、
最低でも10人、できれば20人以上に
聞きたいところです。

これにより、他社製品と違う
強烈な新製品があって、
しかもニーズがあるということを
主張します。


次に、(2)売ることです。

事業再構築補助金の申請では、
市場規模をある程度
試算した方がベターです。

WEBで検索した情報に基づいて、
例えば、ざっと客数を決定し、
あとは、客単価を掛ければ、
市場規模の仮説が作れます。

その上で、販売戦略を
明確にしましょう。

特に、どのように売るか、
について明確にします。

販促施策ですね。
事業再構築補助金では、
どのように売るか、についての
記載を重要視します。

できるだけ細かく決めましょう。
どのように客数を集めますか?

WEBで自社の販売サイトを作って
販売する、というだけでは弱いですね。
もちろん、自社の販売サイトを
作るのでも良いのですが、
どうやってその販売サイトに
人を集めますか?

リスティング広告やSNS広告など
を利用するとして、どのような
“検索ワード”で、いくらくらい
広告費を投入しますか?

販促施策は、なるべく細かく
設定しておいた方が
採択率は上がります。

そして、最後に、(3)管理すること。

これは、この事業を運営していける
ことを、ヒト・モノ・カネの3点から
明確にしましょう。

ヒトとしては、どのような組織で
誰が何の業務を担当するか
を決定します。

モノとしては、いつどのように
作れるのかを明確にします。

カネとしては、資金をどのように
調達するかを明確にしましょう。
特に、財政状態が良くない会社は、
“このようにして資金を調達する”
という資金計画を厚めに記載
した方が良いですね。


今回は、事業再構築補助金の
事業計画について説明しましたが、
他の補助金でも基本的には
同じです。
さらには、補助金とは関係なくても、
事業計画として必要なポイントも、
基本的には同じです。

補助金を活用することは、
事業計画を立てることでもあって、
これは、投資とリターンを
事前に見積もるということであり、
中小製造業にとっては、
とても重要な視点です。

このような投資とリターンという
意識を向上させることを目的として
補助金を活用するのも
中小製造業にとって
上手いやり方ですね。


あなたは、投資とリターンの
意識を上げるために、
補助金をうまく活用していますか?


続きはまた次回。

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●●今週の深海奥義●●

・投資とリターンの意識向上
 のために補助金を活用しよう!

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