No.172:中小製造業の社長が行うべきWEB分析で最初にやるべきこととは?

2022.2.1

あなたは、まずは生情報を収集して仮説を作っていますか?

これからの中小製造業は、
WEB拡販について力を
入れていきたいですね。

そのためには、自社のWEBを分析する
必要があります。
よくあるのが、自社ホームページを作って
あとは、ほったらかしにしてしまうこと。
これでは、WEBで販売に力を入れて
いくことはできません。

商談型の中小製造業の
WEBによるゴールは、
目標問い合わせ数の達成です。

問い合わせ数を増やすには、
自社ホームページの改善また改善の
繰り返しが必要です。

では、どこをどう改善すれば
良いのでしょうか?
そのような改善すべき問題点の
仮説を作るためのツールが、
Googleアナリティクスです。
WEB分析用のツールですね。

前回は、まずはGoogleアナリティクスを
設定しましょう、というお話しをしました。
このGoogleアナリティクスを設定した上で、
いろいろ分析していきましょう。

どのように分析すれば良いでしょうか?

まずは、お客様に聞きに行きましょう。
せっかくGoogleアナリティクスを
設定したのだから、いきなり分析したい
気持ちは分かりますが、
設定した当初は、どうせデータが
まだそんなにたくさん蓄積されて
いませんので、ここはグッとこらえましょう。

それよりも、お客様に聞きに行って
生の声を聞いた方が良いです。

もちろん、ZOOM等によるヒアリング
でもOKですね。

最初に、WEBからの問い合わせから
お客様になった企業を
いくつかピックアップしてください。
それらの企業に対して、
5社くらいヒアリングしましょう。

ヒアリング時は、以下の点を
確認してください。

・どういうときに外注先に発注するのか?
・外注先を決めるときの選択基準は何か?
・他の企業がいくつもあったのになぜ当社に問い合わせをしたのか?
・当社に発注した決め手は何だったか?
・当社になぜリピートして依頼したのか?

これらによって、お客様側の発注状況や
選択基準が見えてきます。
さらに、複数の選択肢がある中で、
なぜ当社に連絡してくれたのかが分かれば、
それは、自社にとっての強みやウリに
なり得ます。

さらに、これは重要な点ですが、
お客様に自社ホームページを
見てもらって、実際に問い合わせした
ときの操作を再現してもらってください。

お客様がどうやってどのページに入って来て、
どのページを見て問い合わせに至ったのかを
目の前の操作で確認しましょう。

これらのヒアリングを5社くらいに行えば、
有用な情報が得られます。
ホームページの操作情報から
お客様がどういう行動をして
どこでつまづいてどこで迷っているか
について、まずは仮説を作りましょう。

その上で、Googleアナリティクスによる
分析を始めましょう。
その方が、効率的かつ効果的な
分析を行うことができます。


あなたは、まずは生情報を収集して仮説を作っていますか?


続きはまた次回。

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●●今週の深海奥義●●

・生情報から仮説を作れ!

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