No.173:中小製造業の社長がGoogleアナリティクスを使うには?

2022.2.8

あなたは、WEB分析ツールを使って
仮説を検証していますか?

中小製造業がWEB拡販に
力を入れていくとなったら、
自社のWEBの分析・運用は、
欠かせません。

どのように分析するかというと、
Googleアナリティクスを設定して、
まずは顧客に聞きにいきましょう、
というお話しを前回しました。

No.172:中小製造業の社長が行うべきWEB分析で最初にやるべきこととは?

顧客からの情報に基づいて、
問題点の仮説を作ってください。

これがリアル仮説です。

そうしたら、次は、形式的な仮説を
作りましょう。
以下の点について、今までの経験から
仮説を作ってください。

・WEBへの流入経路
・見られたページ数
・直帰率
・最初に訪れたページ
・問合せページの閲覧数
・問合せ率


これらは、Googleアナリティクスで
ほとんど確認できるものです。
ただし、何も考えずに単に確認しても、
さほど得られるものはありません。

Googleアナリティクスを確認する前に、
まずは、自分で仮説を作ってください。
そして、なぜそうなるのかの理由も
考えてください。

Googleアナリティクスには、
いろんな情報が詰まっていて
このツールを使うことにより、
気付かなかった問題点が発見できる、
というものではありません。

あくまでも、仮説の根拠を得るためのもの、
と割り切った方が良いです。
でないと、分析のための分析
になってしまい、時間だけがダラダラと、
過ぎていくことになります。

上記仮説を作ったら、
Googleアナリティクスで見てみましょう。

鉄則は、大きく見てから小さく見る、
ということです。

いきなり詳細から入っていっても、
時間のムダです。
まずは大きく入りましょう。

全体として、どのようなチャネルから
訪問していて、どれくらいページが
見られていて、
直帰率がどれくらいなのか、
このあたりをザックリ見てみましょう。

そもそも訪問数が少ないのであれば、
訪問数を増やす必要がありますよね。
その場合、WEB広告、記事投稿、
SEOなどが改善の大きな方向性でしょう。

さらに、問合わせページの閲覧数と
閲覧率を見たいですね。
商談型の中小製造業の
WEBによるゴールは、
問合せ数の増加ですから、
そもそも問合わせページに
到達してるのか、
どれくらい到達してるのか、
を認識することは重要です。

さらには、問合わせ率を計算しましょう。
問合せ率は、実際の問合わせ数を
数える必要があります。
ほとんどメールでの問合せというなら、
設定により自動計算もできますが、
電話による問合せも多い、
ということであるなら、
電話の件数も記帳しておく必要が
あります。

実際の問合せ数が分かれば、
問合せ数/問合せページ閲覧数
で、問合せ率が計算できますね。

もし、直帰率や問合せ率が
問題であるなら、
WEBサイトの内部の問題ですので、
修正が必要です。

このように、Googleアナリティクスを使って
外部からの流入を強化するのか、
内部の修正を強化するのかの仮説を立て、
実行していくことになります。

そして、結果を計測して、
改善また改善の繰り返しとなります。


あなたは、WEB分析ツールを使って
仮説を検証していますか?


続きはまた次回。

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●●今週の深海奥義●●

・分析ツールで仮説を検証せよ!

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