No.178:中小製造業の社長がWEBの分析で成果を出すには?

2022.3.15

あなたは、一人一人の顧客の心理を深掘りしていますか?

DXと言っても何から始めればいいか
よく分からない、という社長は、
WEBを活用して売上アップを
図ることから始めましょう。

WEBを活用するということは、
WEBのPDSサイクルを回す、
ということです。

つまり、改善と検証の繰り返し
ということですね。

ある改善施策を実行したときに、
成果がどうなったか、
しっかりと検証する必要があります。

このように“成果を検証する”、
という場合、分析のスキルが
必要になってきます。

分析のスキルで重要なのは、
仮説力です。

例えば、WEBの成果を検証する場合、
Googleアナリティクスを使って、
いろんな数値を見ていくことになります。

セッション数、ページビュー数、直帰率
など、その改善施策を検証するうえで
最適な数値を抽出します。

このとき、セッション数がいくつで、
ページビュー数がいくら上がったとか、
直帰率がいくら下がったとか、
このような数値の増減を捉えることは、
そんなに難しいことではありませんし、
さほど価値はありません。

重要なのは、なぜその数値になったのか、
なぜ増加したのか、減少したのかを
深く考えることです。

例えば、直帰率が低いという場合、
なぜこのページの直帰率が低いのか
を深く考えてください。

そのときに、ユーザーを生身の人間として
捉えて、生きた人間の行動や心理
にまで及ぶように、深掘りしてください。

そして、“こういう理由でこのような行動を
取っているに違いない“という
仮説を作ってください。

その方が、改善施策の精度が上がります。
単に数字だけを捉まえて、
こんな改善施策をやる、と決めるより、
成果が出やすくなります。

さらに、再現性が高まります。
ここでの仮説はあくまでも仮説であって、
正解かどうかは誰にも分かりません。
改善施策を実施して検証してみて
初めてその仮説が正しかったかどうかが
分かるわけです。

このときに、しっかりとユーザーを深掘りした
仮説を作っていくと、別の機会で
似たような状況に遭遇したときに、
“あのときと似ているな”
という気付きとなり、
やはり精度が上がります。
このような経験や知見を
個人や組織として蓄積していくと、
重要な知の資産となり、
再現性が上がっていきます。

このように、WEBの改善施策を
決めたり検証したりするときには、
各数値を眺めるだけでなく、
ユーザーの心理にまで踏み込んだ
仮説を作るということを
強く意識してください。

その方が、成果は出やすくなりますよ。

あなたは、一人一人の顧客の心理を深掘りしていますか?


続きはまた次回。

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●●今週の深海奥義●●

・顧客一人の心理を深掘りせよ!

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