あなたは、開発ネタをみなで共有させていますか?
営業マンには、通常の営業情報だけでなく、
開発ネタをゲットしてもらうことも重要です。
しかし、単に開発ネタを収集するだけでは、
効果的な開発はできません。
それでは、ゲットしてきた開発ネタを
どのようにして活用すれば良いのでしょうか。
まず1つ目には、
開発ネタを蓄積する体制を整える、
ということです。
営業マンが、顧客から開発ネタを
ゲットしたとして、それを自分の頭の中だけに
閉じておくとしたら、もったいないですね。
営業マンは、営業が本職であって、
開発は課せられていませんよね。
なので、営業マンに、開発ネタから
新製品の企画まで負わせるのは、
かなり厳しいでしょう。
ですので、せっかくの開発ネタが各営業マンの
頭の中だけに閉じられていると、
それ以上の発展・展開は、
ほぼ期待できません。
そのため、開発ネタを各営業マンの頭の中から
外に出すために、開発ネタ情報を
データとして蓄積することが重要です。
社内の掲示板などに入力してもらうことです。
もちろん、各営業マンを評価するときには、
開発ネタをゲットしただけでなく、
入力するまでを評価対象としたいですね。
これによって、短期的には
さほど変わらないかもしれませんが、
中長期的には、重要な
開発ネタデータベースが
蓄積されていきます。
この開発ネタデータベースは、
これからの中小製造業にとって、
非常に重要な財産になります。
ただ、開発ネタをデータベースに
蓄積するだけでは、やはり、
あまり効果的ではありません。
開発ネタの活用の2つ目として、
開発ネタの話し合い場を作る、
ということ。
開発担当者が、開発ネタデータベースに
アクセスできるようにしていたとしても、
その中から、能動的に情報をピックアップして
効果的に開発に繋げるということは、
なかなか難しいです。
やはり、仕組みを取り入れたいですね。
そのためには、開発ネタを複数の人で
話し合う場を作ることです。
開発担当者に、気になる開発ネタを
ピックアップしてもらい、その開発ネタについて、
複数の人で深掘りするわけです。
・なぜ、顧客はこんな要望をするのか?
・この要望に対して、
自社でこんな対応ができないか?
・なぜ、業界でこんな製品が流行っているのか?
Etc
これらについて、定期的に話し合う場を
設けて、仕組み化すべきです。
このような仕組みは、短期的には
あまり変わらないかもしれませんが、
中長期的には、自社の開発能力、
開発資産として、貴重な独創資源に
なります。
これからの中小企業は、
独創力の高いオリジナル製品を
開発し続けることが重要になってきます。
そのためにも、開発ネタを収集して、
共有し続ける仕組みを作って
おきたいですね。
あなたは、開発ネタをみなで共有させていますか?
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●●今週の深海奥義●●
・開発ネタをみなで深掘りする仕組みを構築せよ!
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ネオフライトクリエイションズ
宮川 壮輔
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