No.51 中小製造業のブランディング戦略ってどうすれば良いの?

2019.8.27

あなたは、貴社の差異を発信し続けて
いますか?

中小製造業でもブランディングって重要、
なんてことを、たまに聞いたりしますよね。

確かに、重要なんでしょう。

でも、それじゃ、どうすれば良いんでしょう?
中小製造業は、どうやってブランディングを
行っていけば良いんでしょうか?

なんとなく、言葉としてはカッコいいんだけど、
実際にどうすれば良いかというと、
イメージがなかなか湧かないですね。
そもそも、ブランディングという言葉が、
フワフワっとしていて捉えどころがない。
なので、よく分からない。

実は、私は、
中小製造業のブランディングには、
特別なことは必要ないと考えています。

もちろん、ブランディング戦略という名の
特別なアクションが必要ないと
考えているだけであって、
ブランディング戦略という名ではない
当たり前のアクションは必要です。

当たり前のこととは何か?

それは、独創志向に基づくアクションです。
独創の経営ですね。
独創の経営というのは、
競合他社がいない土俵で戦い、
競合他社とは異なることを
実践していこうとすることです。

独創経営の本質は、
競合他社とは異なるということであって、
競合他社との差異ということです。

つまり、差異を創造して、
それを顧客にアピールする、
ということですね。
それは、これからの中小製造業にとって
超重要です。

さて、ここで、ブランドについて
考えてみましょうか。

ブランドって何でしょうね?

先ほども書いたように、
フワっとしていて、よく分からない。

ブランドというのは、
他社と区別するための概念、
なんだそうだ。

やっぱり、よく分からない。

でも、他社と区別するということは、
他社との違いってことですよね。
はい、出てきました、
“差異”
ですね。

でも、他社と区別するだけで
ブランドと言ってしまうのは
何かがちょっと足りない気がする。
区別だけでは、顧客が、“欲しい!”とか、
“安心!”とか、って思うような心の作用が
起こりにくいですよね。

足りないものというのは、
ズバリ、
“信頼”
です。

つまり、ブランドの本質というのは、
“差異”と“信頼”なんです。

これら2つのうち、自分でコントロールできるのは
“差異”ですね。

だって、“信頼”っていうのは、
顧客の心の中に蓄積されるものであって、
“差異”を認識した結果として、
生じるものじゃないですか。

ということは?

ということは、“差異”をアピールし続ける
ことによって、“信頼”が蓄積されていき、
それがブランドになるってことですね。

なんだ、それって、
独創の経営を実践するために、
差異を創造して、それを顧客にアピールする、
ってことと同じじゃないですか。

そう、つまり、中小製造業にとっては、
差異を創造して、アピールすることを
継続していけば良い訳で、
ことさら“ブランディング戦略”みたいな
小難しいことを言わなくても良いんです。

なので、あまり迷うことなく、
独創の経営を実践し続けてください。

あなたは、差異を創造し発信し続けて
いますか?

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●●今週の深海奥義●●

・差異を創造し発信を継続せよ。
それがブランドになる!

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ネオフライトクリエイションズ
宮川 壮輔

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