No.52 中小製造業の社長行動計画ってどうやって作ればいいの?

2019.9.3

あなたは、行動スケジュールを具体的に表現していますか?

例えば、自社製品を販売するとして、
誰にどうやって販売していくかを考えますよね。
販売戦略ってやつです。

販売戦略を作ることは重要なんだけど、
作っただけでは成果は出にくいですね。

なぜか?

それは、行動されないからです。

販売戦略を作っても、
具体的な行動レベルにまで
落とし込まれていないので、
最初の一歩をどうやって踏み出せばいいか
よく分からないんですね。

よく分からなければ、
人は結局は動けません。
最初の一歩が踏み出せないので、
結局は、ほとんど行動できない、
なんてことになります。

そこで必要になってくるのが、
行動スケジュールですね。
これは、具体的な行動レベルにまで
落とし込んだスケジュールです。
行動計画とか、アクションプランとか
呼ばれています。

これで、販売戦略を作って、
行動スケジュールを作ったから、
成果が出るかというと、
これらを作っただけでは、
やはり成果は出にくいです。

なぜか?

それは、行動されないからです。

なんだ、戦略もスケジュールも作ったのに
結局、行動されないのか。
はい、なかなか行動には繋がりません。

行動スケジュールから実際の行動に
繋がらない理由は、
主として2つあります。

①行動スケジュールがそもそも具体的でない
②変わりたくないという脳の甘え

まずは、①行動スケジュールがそもそも
具体的でない、という点について。

これは、かなり多いですね。
それらしいことが書かれているのに、
行動に移せない。

例えば、“新規顧客への訪問を徹底する”
とか、“メンテナンス対応を強化する”といった
感じ。

これだと、どうやって行動するのか、
人それぞれ解釈が異なりますね。
“徹底する”ってどうするの?
“強化する”ってどうやるの?

これらのような抽象度の高い動詞で
表現すると、キレイに見えるのですが、
行動には繋がりにくい。

もし、具体的に書くとしたら、
“新規顧客への訪問を徹底する”というのを
もっと細分化して、
“新規顧客の訪問先をリスト化する”
“リストの訪問先に電話してアポを取る”
“アポを取った訪問先に訪問する”
くらいの表現が欲しいですね。

これくらいの具体性がないと、
行動が明確にイメージし難くて、
実際の行動には繋がりません。

行動スケジュールを表現するときは、
抽象度の高い動詞を使わない、
という意識を上げて、
誰もが行動し易い表現を
心がけないといけませんね。

しかし、行動スケジュールを具体的に
記載したら、成果が出るかというと、
これがまた出ないんです。

なぜか?

それは、行動されないからです。

ここまで来ても、行動されないんですね。
はい、そうなんです。
それは、②変わりたくないという脳の甘え
に起因しています。

この続きは、また次回。

あなたは、実行すべき行動を
具体的な動詞で表現してますか?

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●●今週の深海奥義●●

・行動計画を作るときは、
動詞に意識を集中せよ!

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ネオフライトクリエイションズ
宮川 壮輔

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