中小製造業の社長がSEOを使ってホームページで売上を上げるには?

2022.7.26

(経営コンサルタント 宮川 壮輔)

「SEOを活用して費用をかけずに売上を上げたい!」

「検索で上の方に表示させれば、
ホームページへの訪問が増えて
売上を上げられるんだよね?」

このように思っている中小製造業の社長は
多いですよね。
今回はそのような社長にお伝えします。

まず、SEOによってお金をかけずに
売上を上げるというのは、
極めて難しい、と認識してください。

しかし、不可能か?と言われると、
“不可能ではない”
と答えざるを得ません。

実際に、成果を出している中小製造業は
少なからずありますからね。
つまり、
「中小製造業が、SEOを活用して、
費用をかけずに売上を上げる
ことは可能です」
ということになります。

まずは、SEOによって成果を出すために、
中長期的な時間感覚で
SEO施策にエネルギーを投下する、
という覚悟が必要です。

そして、キーワード感を強化する、
ということが重要になってきます。
これは、前回お伝えしましたね。

中小製造業の社長がSEOを使ってホームページで売上を上げる心構えとは?


では、なぜキーワード感が重要なのか?

当然、ユーザーは、Googleなどの
検索エンジンを使って、
何かキーワードを入力しますよね。

例えば、「金属加工」などのキーワードを
入力して検索します。
ちなみに、「金属加工」で実際に検索
してみると、ヒット件数は現在約4,800万件
となっています。

このような検索件数の多いキーワードで
短期間で上位表示させることは、
実際には難しいです。

これを、「金属加工 千葉」として、
組み合わせのツーワードにしてみます。
そうすると、ヒット数は現在約720万件
減りました。

さらに、「千葉」を狭めて、
「金属加工 船橋」とすると、
約134万件になりました。

さらに、金属加工の中でも、
「へら絞り」に絞ってみると、
ヒット数は、約81万件
「金属加工」に比べると、
約2%弱に激減しますね。

しかも、「へら絞り 船橋」にすると、
約3万4,000件です。

このように、キーワードの数を増やしたり、
意味を狭くしたりすると、
ヒット件数が変わってきますよね。

もちろん、それによって、一般的には
検索の件数も減っていくことになります。

検索件数って多いに越したことは
ないですよね。
でも、多ければ多いほど、
競合も狙ってくるので、
競争が激化します。

では、
検索件数は多いけど競合も多い
キーワードを狙えば良いのか?
それとも、検索件数は少ないけど、
競合も少ないキーワードを狙うのか?

どちらが良いのでしょうか?

はい、その中間を狙ってください。

つまり、検索件数はそこそこだけど、
競合は比較的少ないキーワードです。

このようなキーワードを見つけ出して、
ホームページの内容を、
そのキーワードに寄せていきます。

このように、SEO施策を行うためには、
効果的なキーワードを狙うことが、
スタート時点で極めて重要になります。

「たかだかキーワードくらいで、
小さいこと言うな、アホらしい」
と思っている限りは、
SEOで成果を出すことは、
不可能です。

ですので、キーワードに正面から
向き合って、キーワードの
アンテナ感覚を上げていきましょう。
具体的には、ユーザーが検索する
ときのキーワードを意識して、
実際に検索してください。
そして、上位表示されているページを
見てください。

最初は肌感覚として、
こういうキーワードで上位表示される
ページはこんな感じなんだ、
と認識するだけでもOK。
まずは、このプロセスを
繰り返してください。
慣れてきたら、分析項目を
増やしていくと良いですね。

このようなキーワード感覚を
磨いていけば、
SEOによってお金をかけずに
売上を上げるということも
夢ではありません。

あなたは、キーワードアンテナを
磨いてますか?

続きはまた次回。

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●●今週の深海奥義●●

・キーワードアンテナを磨け!

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