経営コンサルタント　宮川 壮輔

前回、中小製造業がECサイトで
成功する秘訣をお話ししました。
秘訣はこうでしたね。

●リアル店舗を出店せよ

つまり、
あたかもリアル店舗を出店する
かのような気合いと覚悟を持て！
ということでした。

その上で、以下の2点が重要でした。
(1)リアル店舗のように集客せよ
(2)リアル店舗のように接客せよ

中小製造業の社長がECサイトで新たな売上の柱を作るには？

今回は、
(2)リアル店舗のように接客せよ
について。

これは、ECサイトを運営していく上では、
非常に重要です。
中小製造業がECサイトを作ったときに
よくあるのが、
“作りっぱなし”
という状況です。

感覚としては、
“WEB上に自販機を設置した”
という感じですね。

自販機なら通行量が多ければ、
売上も上がるでしょう。
しかし、WEB上では、
中小製造業のサイトの前には、
人通りはまったくありません。

大手のように社名やブランド名で
指名検索されるほど価値があるなら、
通行量が多いので、
自販機でも売れるかもしれません。

中小製造業が目指すべきは、
自販機ではなく、
リアル店舗です。

リアル店舗ですから、
ECサイトに来店してくれた
ユーザーに対して、
接客しましょう。
リアル店舗なら、店に入ると、
店員さんが、
“いらっしゃいませ”と言ってくれたり、
“どのような商品をお探しですか？”
などと、お声がけしてくれますよね。

あなたのECサイトは、
来店ユーザーに対して、
丁寧にお声がけして説明していますか？

もちろん、ECサイトですから、
来店するたびに、
話しかけるのではありませんね。

訪問ユーザーが知りたい情報を
あらかじめ丁寧に発信しておく、
ということです。

商品情報はどれくらい丁寧に
発信していますか？
写真はありますか？
ユーザーとしては、
1つのアングルだけでなく、
複数のアングルから見たいですよね？
となると、綺麗な写真を
複数枚掲載していますか？

今なら、動画も効果的です。
YouTubeにアップした動画を
ECサイトに掲載していますか？

ユーザーの気持ちになって
考えてみてください。
どんな情報が欲しいですか？

生産者の情報？
使い方の情報？
レシピの情報？
着こなしのアドバイス？

さらには、
決済方法や、
配送費などのお金回りの情報。
それから、会社の理念など。

初めて訪れたユーザーが
お金を払って購入するには、
お金を払って購入するだけの
信頼性を与える必要がありますね。

リアル店舗なら店員が
リアルタイムにやり取りできますが、
ECサイトの場合は、
ユーザーが欲している情報を
事前に分かりやすく発信する
必要があります。

また、ECサイトの運営で
非常に重要なのが、
顧客との継続的コミュニケーションです。

中小製造業のECサイトは、
自販機ではありません。
リアル店舗です。

顧客と一生お付き合いする覚悟で、
コミュニケーションを継続してください。
例えば、メルマガで丁寧に
顧客対応しているECサイトや、
商品の発送時にその商品の
使い方や顧客の声などを同封している
ECサイトもあります。

ECサイトだからこそ、
リアル店舗のような接客を
心がけてください。

あなたは、リアル店舗のように接客を行っていますか？

続きはまた次回。

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●●今週の深海奥義●●

・リアル店舗のように接客せよ！

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