中小製造業の社長がECサイトで利益を上げるには?Part2

2022.8.30

経営コンサルタント 宮川 壮輔

中小製造業の社長が、
ECサイトで利益を上げるために
重要なポイントは、
“中小ブランド力”です

ただし、“中小ブランド力”というのは、
綺麗なデザインやおもしろネーミングを
付けることではありません。

本質は、差異を創って発信を
継続することで、
重要なのは、以下の3点ですね。

(1)差異
(2)発信
(3)継続

この辺は、前回お話ししましたね。

中小製造業の社長がECサイトで利益を上げるには?

今回は、(1)差異について。
今は、物があふれかえってます。
似たような商品はたくさんあります。
自社の商品が無かったとしても、
代替品があります。

顧客は、代替品がたくさんある中で、
なぜ自社の商品を購入する
のでしょうか?

「差異」というのは、
これに答えることです。

現在の経営は、
「差異」の創出が極めて重要です。
もし「差異」がなければ、
顧客が自社商品を選ぶ
理由はありません。
そうすると、選ぶ理由はただ一つ。
価格です。

価格以外に「差異」が無いから、
たくさんの代替品の中から、
一番安いものを選ぶ。

「差異」があると、
たくさんの代替品の中から、
その「差異」を求めて
自社商品が選択され購入されます。

価格以外に「差異」があると、
価格以外に顧客が選ぶ理由が
できます。
ですので、自社で価格のコントロールが
できます。

言い方を変えると、
「差異」を創るということは、
顧客が選ぶ理由を
価格以外に創るということです。

「差異」というのは、
競合他社との「違い」です。
つまり、競合他社との「違い」を
創ることが極めて重要になります。

「違い」を創ることにより、
それは「知財」となります。
財産的価値に昇華させる
ことができるんですね。
「知財」というのは、
いわば付加価値のことです。

「違い」を創るということは、
「知財」を創ることであり、
それにより「付加価値」を付ける
ということです。

この「付加価値」を高めると、
価格以外に顧客が選ぶ
理由となるため、
自社商品の単価を
上げることができます。
単価を上げるということは、
その分、粗利が上がる
ということです。

つまり、競合との「違い」を創ると、
「知財」となり、
それが「理財」となるということ。

「違い」→「知財」→「理財」
ということですね。

逆算すると、
中小製造業が「理財」(利益)を
上げるためには、
「知財」(付加価値)の創造が重要で、
そのためには、競合との「違い」を
創造することが非常に重要に
なるということです。

「違い」は利益の源泉になる、
ということを充分認識してください。

あなたは、競合他社との「違い」を創造していますか?


続きはまた次回。

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●●今週の深海奥義●●

・「違い」を創造せよ!

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