50人~100人規模の中小製造業が成長するためには?

2023.6.13

代表経営コンサルタント 宮川 壮輔

“中堅企業からもっと成長させたい”

“売上100億円を目指したい”


今回は、そんな中堅・中小製造業の
社長のためのお話しです。

現在、社員数が50人~100人規模の
中堅・中小製造業が、
さらに成長・拡大するためには、
どうすれば良いでしょうか?

もちろん、詳細は各企業によって
異なりますが、
この規模にはこの規模に共通して
達成すべき課題もあります。

共通課題として、
以下の点について認識してください。

●スタッフ部門の充実と業務のシステム化


前回もお話ししたように、
社員数が50人を超えてくると、
社長が感覚で経営を行うには、
限界となります。

データを見てデータに基づいて
判断することが必要になってきます。
目視飛行から計器飛行への
転換ですね。

データに基づいて判断するためには、
データが収集できる仕組みが必要です。
しかも、タイムリーにです。

データというのは、
財務会計データが中心となります。
そのため、財務会計部門の
迅速かつ正確な仕組みを
構築することが重要になってきますね。

特に、早期の月次決算の仕組み作りが
必須になってきます。

この規模になると、もともと
主力部門であるライン部門の
システム化は、ある程度進んでいる
ことが多いです。

さらに飛躍するとなると、
補助部門であるスタッフ部門の
システム化も進める必要があります。
特に、財務会計部門のシステム化を
進めて、経営判断に必要な
数値データをタイムリーに収集できる
ように仕組みを作りましょう。

また、組織のシステム化も重要です。
例えば、人事システムの構築や
人材育成・教育のシステム化を
進めていきましょう。
さらに、採用も重要ですね。
会社のゴールを明確にして、
社員のキャリアパスも整備した上で、
新卒採用を仕組み化してください。

もちろん、管理職を通して、
業務フローをさらにブラッシュアップ
することも重要です。

このように、この規模になると、
ライン部門だけでなく、
スタッフ部門を充実させることが
大切になってきます。

これまでは、なかなかスタッフ部門を
多くは雇えなかったのですが、
この規模になると、
複数のスタッフを雇えるように
なってきます。
ですので、スタッフ部門の充実や
システム化が必要になってくる
ということですね。

なお、スタッフ部門を充実させる
ということは、それだけで売上が
上がるわけではありませんので、
これは、先行投資ということになります。

これから、より大きく成長するためには、
しっかりとしたスタッフ部門が
欠かせません。
200人を超える規模になると、
企画開発などのスタッフ部門が
会社の中核的な役割を
担うようになってきます。

50人~100人規模の会社にとっては、
そのようなさらなる発展のための
準備期間であって
先行投資ということですね。


あなたは、スタッフ部門の充実を図っていますか?


続きはまた次回。

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●●今週の深海奥義●●

・スタッフ部門の充実!

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