売上2~3億円の中小製造業が大きく飛躍するにはどうすればいいか?

2024.1.23

代表経営コンサルタント 宮川 壮輔

“これからウチの会社をどんどん大きくしていきたい”

“最近、停滞気味なんだけど打開したい”

今回は、そんな中小製造業の社長のための
お話しです。


2024年に入ってこれからどんどん
自社を成長させたい、
という社長は多いでしょう。

では、どうすればいいか?

そのためには、社長が、
大きく成長した未来像を鮮明化
することです。

現状の問題をしっかり捉えて、
その問題を解決していく、
という考え方では、
令和の時代に大きく飛躍していくのは、
難しいでしょう。

なぜかというと、
現状の問題を解決していくことは、
現状の最適化にしかならないからです。

もちろん、現状の問題を認識して、
皆で共有して解決していく、
ということは、現場の改善のためには、
非常に重要です。

しかし、問題の無い会社はありません。
大企業でも中小企業でも、
黒字企業でも赤字企業でも、
どんな会社にも問題はあります。

中小製造業が、現場の問題把握に
注力して、優先順位を付けて、
重要なところから解決していく、
というアプローチで問題解決を
積み上げていっても、
その先に大きな飛躍はありません。

その先にあるのは、現状の最適化です。
現状の延長線上にある
線形の成長に過ぎません。

それよりも、中小製造業が大きく飛躍する
ためには、社長が大きく飛躍した自社の
未来像を強く鮮明に描いてください。

その未来像は、現状の延長線上の外に
設定してください。
具体的にどうやってその未来像に
到達するか道のりは分からなくてもOKです。
現状の延長線上の外にあるわけですから、
そもそも具体的なプロセスは
分からなくて当然です。

それでも、現状の延長線上の外に
未来像をジャンプアップさせてください。

その未来像を言語化してください。
法人の場合、言語化できない未来は、
達成することができません。
まずは、未来像を言語化することが
とても重要です。

そのためには、社長がこれから先、
どうしたいのか、何を達成したいのか、
社長個人の未来像も鮮明化する
必要があります。

社長個人の未来像のもとに、
大きく飛躍した会社の未来像を
言語化してください。

そして、未来像が言語化できたら、
その未来像に関する情報量を
増やしていってください。

大きく飛躍した未来では、
社長はどこでどのような生活を
送っていますか?
家族や周りの人にどんな言葉を
かけられていますか?
どんな気持ちになっていますか?

実際にそのような場所に行って、
その未来を達成している状況を
イメージしてください。

また、大きく飛躍した未来では、
社長はどんな仕事をしていて、
どんな気持ちでいますか?
会社は、どこでどんな事業を
していますか?
何人くらいの社員がいますか?

実際に、近しい会社に行って、
お話しを聞いてみてください。
その会社の様子を観察して、
自分が描く自社の未来像の
イメージを強くしてください。

このように、大きく飛躍した未来像の
情報をたくさん脳の中にインプットして、
その未来像の解像度を上げていって
ください。

そして、その未来像に対して、
心からのウキウキワクワクを
感じてください。

そうすると、その未来像から
フィードバックして現状を
考えるようになります。

現状のままでは居心地が
悪くなります。
居心地が良い場所は、
大きく飛躍した未来です。
その本来あるべき未来に帰って行く、
という潜在意識のパワーを
使ってください。

このように、中小製造業が
大きく飛躍するためには、
社長が大きく飛躍した未来像を
強く鮮明に描いて、
その未来像に対して
ウキウキワクワクすることが秘訣です。


あなたは、大きく飛躍した未来像を鮮明に描いていますか?


それでは、また次回。

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●●今週の深海奥義●●

・未来を鮮明に描け!

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